Embodying War 【本編】 (ページ12)

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第１１話　歓迎会と大量のお菓子ページ12

「凄い量……ですね！？」

「あぁ、少し前に作りすぎてしまってな。皆食べてくれていいぞ」

　先程までいたリビングは長机が用意され、ほのかに甘いにおいを漂わせる手作りらしいお菓子たちが″大量″に並べられていた＿＿。

この状況を説明するには少し前に遡ることとなる。

自己紹介を終えたその後、とりあえず歓迎会と称したお茶会でも。ということでANNIHILATION 内でお茶会のようなものをすることになった。

主な準備は隊長である湊がやるらしく、
副隊長と、確か皇羅切という金髪の青年が手伝いをしていて、他のメンバーは呼ばれるまで各自好きなことをしていて良いということになっていた。

それからかれこれ時間になったようで皆リビングに召集をかけられた。
そして今はちょうどそのリビングに入ったところというわけである。

入った瞬間お菓子ならではの甘いにおいと、
目を疑う量のお菓子がそれぞれお皿に大量に積まれていた。

　すでに手伝いをしていた皇羅切と湊、あと副隊長である九龍は既に席についておりこちらが座るのを待っているようで、困惑した表情の兎野と命霊が顔を見合わせていると、それに気付いた湊がニコニコとした表情でこちらを向く。

「どうしたんだ？二人とも席についてくれ
　今から歓迎会をはじめるぞ。」