運転手さん、オイッ あなたside ページ10
あ「バスまで後、1分…」
結構、待ったんですよ、これがまた。
真「お姉ちゃん〜、まだ〜?」
あ「もうすぐ」
私と、真子は、ちょぉぉぉっとイライラしてた。
まぁ、理由は簡単。
1つ目は、なかなかバスが来ない。
2つ目は、同級生に会わないように気を付けていないといけない。
2つ目は、誰だってそうだよねー!!
ただ、イライラになって、自分自身に回ってくるかどうかは個人によりますが。
真「あ、来たぁぁ!」
あ「おしっ!」
どうやらバスが来たらしいッスよ〜☆
プシュ〜
あ「子供1、中学生1、お願いします」
運転手「あいよ〜、あれ?お嬢ちゃん達の学校は、、、すぐそこじゃねぇか。バス乗る必要ないだろ?」
あ&真「な、、なんで、私達の学校って決めつけるんですか?」
運転手「だって、姉ちゃんの方は制服、妹さんは手提げカバンに学校名書いてあるじゃねえか」
あ&真「あ゛」
あ……。
やってしまった…。
真子も、口をポカーンと開けて焦っている。
ここは姉として!!
得意のアドリブを使ってやる〜!
あ「あ、あのですね。運転手さん。私達、ちょっと○×駅まで用がありまして。その用が済んだら、直で学校に行く予定なんです」
よっしゃ。
言ったぜ。
言い切ったぜいぃぃ!!
あとは運転手さんの返事を待つのみ!
運転手「あそ」
は……?
はい……?
なんですか、その、何というか、そっけなさすぎな返事〜!!
ムキィーっ!
と、なっている私に真子がブレザーの裾を引っ張った。
あ「ふぁっいっ」
真子「座ろ」
あ「う、うん」
今は、まだ朝。
通勤ラッシュかぁ?
と、思うけど意外に、人がいない。
ガタゴト揺れるバスの外は、学校へ急ぐ学生達。
真「おもしろいね。どんどん抜かしてくー!」
あ「うん」
さぁ、真子。
もうすぐバス停へ着くね。
あの、ふわふわを見てみたい。
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松本実海(プロフ) - 真子じゃなくて眞子ですよ (2011年6月11日 14時) (携帯から) (レス) id: 188e889595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2011年5月21日 23時