9話 烏野高校 排球部 ページ10
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無事、試合は影山日向チームが勝った。
日向の純粋無垢なバレー馬鹿のところが飛雄の可能性を引き出し、
あの後の神業とも言える速攻を、そして囮が烏野高校 排球部に新たな風を吹かせた。
A『飛雄はさぁ…多分ただ勝ちたいだけなんだよね。』
試合が終わって、3年で集まっていた時そう呟いた。
菅原「?」
A『中学の時、あれは自己中心的というよりかは、逆に信頼してたんだと思うんだよね。』
澤村「信頼?影山が?」
A『 " お前らならできるだろ " 』
A『そう仲間を信じてるからこそ、飛雄は無茶ぶりなトスを上げ続けた。』
菅原「そーかぁ?」
A『さっきの試合…月島君のブロックにかかりっぱなしだった日向へのトスを飛雄は明らかにためらってた。』
A『田中の方が決まってるし、パワーもある。』
A『 " 今の日向のスパイクは信用できない "』
A『そう思ったってこと。信用のないスパイカーには無茶なトスもあげないし、打数も減らす。』
菅原「まぁたしかに、それはそうだったけど、。でも自分1人でなんでもやれればいい、なんて思ってる奴だしなぁ…」
澤村「まぁ、今は日向という新しい武器を手に入れたから、どう思ってんのかはわかんないけどな。」
飛雄のトスは脅迫であると同時に信頼でもあるのだ。
「組めた!!組めたよーっ!!!!練習試合!!!!」
「相手は県のベスト4!」
「" 青葉城西高校 "!!」
菅原「青城!?」
月島「げっ…どうやって組んだんだろ、」
A『聞こえてるよ。』
(また土下座なんてしてないよね、)
菅原「先生、青城なんて強い学校とどうやって、」
澤村「まさかまた土下座を、?」
武田「してないしてない!土下座得意だけどしてないよ、今回は!」
土下座が得意だというこの人は顧問である武田一鉄先生
通称 武ちゃん。
武田「ただ…条件があってね、」
「条件?」
A『 " 飛雄をセッターとしてフルで出すこと " 』
武田「成瀬さん…その通りです。」
A『なーんか怪しいと思ったけど、やっぱあいつのせいか。』
やっぱ技術はある飛雄の様子見ってことかな。
中学時代から飛雄のこと妙に敵視してたし。
菅原「俺は日向と影山のあの攻撃が、四強相手にどのくらい通用するのか見てみたい。」
「「………。」」
澤村「先生、詳細お願いします。」
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シマエナガ - 氷空さんさん» それな? (4月10日 15時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - とても面白かったです。すみませんが、オチがまだ変えられるのであれば、スガさんにしてもらいたいです。よろしくお願いします。これからも執筆頑張ってください! (4月7日 17時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - すごい作品に出会ってしまった…続き楽しみにしてます! (4月4日 9時) (レス) @page26 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 神だった、、、 (4月2日 15時) (レス) @page9 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
氷空さん(プロフ) - この作品は…神ですか? (3月14日 20時) (レス) @page17 id: c796edc5c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷子 | 作成日時:2024年2月28日 23時