25話 鬼と金棒 ページ26
︎︎
なんやかんで、試合は始まった。
烏野高校や音駒高校のこれからの歴史に名を残すかもしれない二校の決戦の最初の出会い。
練習試合ができることもだが、この音駒高校との出会いは彼らにとっても良い刺激になるのではと思う。
やはり、武ちゃんには感謝しなければいけない。
試合最初の点は初っ端から、影山日向コンビの速攻。
出し惜しみはしないらしい。
まぁあんなのは最初から対応するのは難しいだろうから、相手も動揺している。
A『日向はまだ技術がないから、止める方法は沢山ある。いつまで速攻が通用するか…。』
烏養「…そうだな。コースをしぼらされたりすると厳しいかもな。」
A『あとは……慣れですね。』
烏養「だな。」
相手も東京の古豪。
やはりいつまでも気持ちよく打たせてはくれない。
A『マンツーマン…。』
烏養「……ギリギリだな。」
タイムアウト明け、相手はやはり日向対策を入れてきた。
相手の7番は日向を追っかけ回し、日向へのプレッシャーをかけ始めた。
1人のブロックだとしても、手が目の前にあるのとないのではやはり緊張感が違う。
しかもだんだんボールへの接触が増えている気がする。
やはり慣れ、だろうか。
A『デディゲートシフト。誘導されてますね。』
烏養「基本日向はブロックが居ない方に飛んでるからな。」
A『相手の頭脳……だいぶ厄介ですね。』
このゲームを攻略しているかのような感じ。
多分研磨が今の音駒の脳なんだろう。
視線でのフェイントや、ツーアタックも取り入れているし、
思ったより積極的。ちょっと意外。いやだいぶ意外。
「俺達は血液だ。滞りなく流れろ。酸素を回せ。」
「 "脳 " が正常に働くために。」
1004人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シマエナガ - 氷空さんさん» それな? (4月10日 15時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - とても面白かったです。すみませんが、オチがまだ変えられるのであれば、スガさんにしてもらいたいです。よろしくお願いします。これからも執筆頑張ってください! (4月7日 17時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - すごい作品に出会ってしまった…続き楽しみにしてます! (4月4日 9時) (レス) @page26 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 神だった、、、 (4月2日 15時) (レス) @page9 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
氷空さん(プロフ) - この作品は…神ですか? (3月14日 20時) (レス) @page17 id: c796edc5c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:迷子 | 作成日時:2024年2月28日 23時