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21話  因縁 ページ22

 ︎︎



武ちゃんからGWの最終日、音駒高校という東京の強豪校と練習試合が組めたことが知らされた。


前の監督同士が昔からのライバルらしく、よく遠征などをしていたとか。





菅原「名勝負!猫対烏!ゴミ捨て場の決戦!」



今まで1度も公式戦では戦ったことはなく、白黒付いたことはないとか。









私たちは会ったことも戦ったこともない音駒高校。


昔の人たちの因縁なんて私たちには全く関係ない話だが、因縁と聞けば少しは燃えるもの。


少しやる気が上がった選手達を見ていてそう思う。














そして違う日、またまた武ちゃんから


武田「紹介します!今日からコーチをお願いする、烏養君です!」


烏養……?


澤村「こっ、コーチ!?」


烏養「音駒との試合までだからな。」


田中「えっでも坂ノ下の兄ちゃんだよな?本当にコーチ?」


武田「彼は君達の先輩で、あの烏養監督のお孫さんです!」




やっぱり烏養前監督の…。


若い人がコーチというのは、私達にとっても嬉しいことで、


新しいことをどんどんやりたい私達にとって、手強いお年寄り相手だと出来ないことも増えてくるだろうし。






烏養「お前らがどんな感じか見てぇから、6時半から試合な!相手はもう呼んである!」


澤村「えっ相手!?」


烏養「烏野町内会チームだ!」















いつも通りの練習をして、時間はもう6時半近く。


ちらほら町内会チームの方が来ている。





A『潔子、私点数ボード出してくる!』


清水「分かった。私はビブス取ってくる。」






点数ボードのある倉庫に入ると、目に入る折れたモップ。


何度か処分しようとしたり、直そうとしたりしたけれど、
いまだ手をつけず置いてある。


いつかこれを見て、笑い合える日がくるといいなぁ。






A『えっ、』




倉庫から出た時、旭が体育館に入ってくるのが見えた。


西谷と菅原と一緒に町内会チームに入るようだ。


みんなの表情を見る限り、喜んでいいことなのだろう。




(でも退部届を出しに来たとかだったらどうしよう。)




急いで点数ボードを置きに行き、潔子に話を聞いた。










A『よくやったねぇ。』


わしゃわしゃと日向の頭を撫で回す。


日向「は、はいっ!」


最初に旭を見つけたという日向はお手柄だ。

















「「潔子さん!俺らも撫でて下さい!!!」」


清水「撫でません。」

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シマエナガ - 氷空さんさん» それな? (4月10日 15時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - とても面白かったです。すみませんが、オチがまだ変えられるのであれば、スガさんにしてもらいたいです。よろしくお願いします。これからも執筆頑張ってください! (4月7日 17時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - すごい作品に出会ってしまった…続き楽しみにしてます! (4月4日 9時) (レス) @page26 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 神だった、、、 (4月2日 15時) (レス) @page9 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
氷空さん(プロフ) - この作品は…神ですか? (3月14日 20時) (レス) @page17 id: c796edc5c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:迷子 | 作成日時:2024年2月28日 23時

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