19話 3年の美女 ページ20
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♪(チャイム)
授業が終わり、私はすぐに潔子のいるクラスに向かった。
A『潔子!!』
清水「…A?どうしたの。」
「美人と美人が喋ってる!!!」
「あれ絵画に見えるの俺だけ、?」
「あれ2人とも男バレのマネだよな、男バレ呪う!!!」
「 "はい、タオル。頑張ってね♡"とか言われてみてー!!」
「でもあの二人、見える守護霊がいるっていう噂知ってる?」
「知ってる!!しかも二体いるらしいぜ!」
しかし外野の雰囲気と違って、今のこの2人にはしんみりとした空気がながれていた。
A『…ちょっと旭と話してみようと思って。』
清水「……うん。」
A『だから今日少し遅れるかもって言いに来たの。』
清水「分かった。」
A『それだけ!じゃあ行ってくる!』
お目当ての人物に会いにいくために、私は潔子に背を向けた。
清水「……A。」
A『…ん?』
清水「任せたからね。」
A『…うん!!任せろ!!』
「振り向きざまの"ん?"とか反則だろ!!!!!!!」
「友情を学んだ。」
︎︎
A『あれ、菅原に日向に飛雄…?どうしたの?』
旭のクラスに着いた時には、何故か彼らがいた。
菅原「成瀬!お前こそどうしたんだよ。」
A『旭と話したいことあって。』
東峰「やっぱり俺、ですか。」
A『てか3人とも、もうそろ部活間に合わなくなるよ。』
菅原「そうだ!お前ら早く行くぞ!成瀬!程々にな!」
東峰「え、俺何されるの…?」
急いで走り去っていく3人を見送りながら、旭に話しかける。
A『久しぶり。この後時間ある?』
東峰「今から進路指導があって、」
A『終わってからは?』
東峰「時間、あります、。」
A『じゃあその時間貰おうかな。』
部活の奴らと話すのは申し訳ないし、気まずいという感情がもろ顔に出ている旭。
見た目や体は大人なのに、中身はまだまだへなちょこ。
そこも旭のいいところでもあるんだけどね。
東峰「ごめん、お待たせ。」
進路指導にもかかわらず、結構な短さで終わったようで、
少し息を切らした旭が私のいる教室に入ってきた。
A『時間貰っちゃってごめんね。でもやっぱり旭に聞きたいことあって。』
東峰「……うん。」
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A『バレーのことまだ好き?』
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シマエナガ - 氷空さんさん» それな? (4月10日 15時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - とても面白かったです。すみませんが、オチがまだ変えられるのであれば、スガさんにしてもらいたいです。よろしくお願いします。これからも執筆頑張ってください! (4月7日 17時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - すごい作品に出会ってしまった…続き楽しみにしてます! (4月4日 9時) (レス) @page26 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 神だった、、、 (4月2日 15時) (レス) @page9 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
氷空さん(プロフ) - この作品は…神ですか? (3月14日 20時) (レス) @page17 id: c796edc5c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷子 | 作成日時:2024年2月28日 23時