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『京ちゃん、ずるい』
京「は？なにがずるいの」
『だって…なんか、サラッとそーゆうの言うし…京ちゃんじゃないみたいで、私だけドキドキしてる気がして…ずるい』
京「…はあ、ほんとAってさ、そーゆうとこだよまじで」
『え、なにが…』
京「言っとくけど、俺だってこう見えてめちゃくちゃ緊張してるからね？」
『そうなの…？』
京「当たり前だろ、俺の片想いでついた耐性なめんな」
そう言った京ちゃんは私を見つめると
おでこに優しくデコピンをした
『…っ//』
京「あーまた顔真っ赤、かわい」
『な…、っからかわないで』
京「からかってないよ、ほんとにかわいい」
『だからやめて、』
京「やめない、今までかわいいと思っても言えなかった分これからは思う度に言うから」
『なに、それ…//』
なに、なんなのこの男
京ちゃんってこんなタイプだった？
こんな、なんていうか
愛情表現するタイプなの？
てかそれ以前に耐性ってなに？
私そんなもの絶対につけられる気がしないんだけど…？
まあでも、京ちゃん彼女いたことないから
好きな人にどんな感じなのかとかもわかんないけど
これ毎日続いたらほんとに私の心臓持たないよ
今までほんとに幼馴染の京ちゃんしか
知らなかったことを思い知ったのと同時に
こんな京ちゃん、他の女の子に知られなくて良かったなとか
いっちょ前に思ってみたり
『あ…そういえば京ちゃん、』
京「ん？なに」
『遅くなっちゃったけど…お誕生日おめでとう』
京「ありがと、てか毎年Aが一番早く連絡くれてたのに今日来なくて普通に悲しかったからね？」
『ごめん…なんか欲しいものある？』
京「ううん、もう貰ったからいい」
『え…あ、いりちゃん、から…？』
京「はあ？なんでそうなんの、」
そういえば京ちゃん
あいりちゃんにどんなお祝いしてもらったんだろう
とか考えてたらどんどん顔が暗くなっていくのがわかって
そんな私の頭に手を置いて
優しい顔でほほ笑んだかと思えば
京「ここにいるだろ、過去一の誕プレ」
『え…』
それって、まさか
『私のこと？』
京「それ以外ないでしょ、今までで一番幸せな誕生日になったわ」
『…やっぱりずるい、』
どうやら京ちゃんは
彼女には激甘ドストレート人間らしい
こんなに愛おしくて大切に思える人が
気付けば隣にいたなんて、ね
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ふふ - 続編楽しみにしてます！ (11月30日 2時) (
レス) id: 50497ba2dc (このIDを非表示/違反報告)
rmpgmkt0729(プロフ) - いつも見させていただいててキュンキュンさせてもらってます♡ 今後の展開が楽しみで毎日見返してます (6月15日 11時) (レス) id: e1490d9265 (このIDを非表示/違反報告)
みょん(プロフ) - 久々の更新嬉しいです！これからも楽しみです！♡ (6月7日 8時) (レス) id: 4f2a674662 (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！ほんとに作者様の書くお話めちゃくちゃ好きです（ ; ; ）♡ (2023年1月18日 22時) (レス) @page11 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 一気に読ませていただきました！切なかったり、キュンキュンしたり、すごく感情移入して読んでしまいました。作者様の文才、素晴らしいです（ ; ; ） (2022年6月6日 23時) (レス) id: ff03694f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぼてん | 作成日時：2022年5月2日 21時
