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しばらくそのまま頭を撫でてくれていて
少し落ち着いた頃にまた京ちゃんに名前を呼ばれて
顔を上げると
京「A、俺と付き合ってください」
少しだけ不安そうな顔をしながら
照れくさそうに笑う京ちゃんが
私に向かって言ってくれた言葉に迷う理由もなくて
『……よろしくお願いします』
そう答えた
京「あー、やっと俺のもんになった」
『え…、』
京「長かったー…」
『なに…』
いきなりそんなこと言うから
当然私の心臓はうるさくて
京「俺、ずっとAのこと好きだった」
『うそ…』
京「やっぱり気付いてなかったか」
『ごめん…、』
京「謝んな、今こうやって俺のこと好きになってくれたんだからそれで十分」
『……うん』
京ちゃんが
私のことをずっと好きでいてくれたなんて知らなくて
それなのに柾哉くんのことに散々付き合ってくれてたの
相当鬼畜なことしてたんだな私、と思った
京「てか…Aはいつ俺のこと好きになったの」
『え……いや、その…』
京「キャンプだ？」
『え…、まあうん、そう…でも』
気付いたのはキャンプだけど
きっと私、もっと前から京ちゃんのこと
好きだったんだと思う
『…もうちょっと前、かも』
京「え、そうなの？」
『うん…』
そう答えると京ちゃんは
下を向きっぱなしの私の顔を覗き込んで
にやにやしながら目を合わせてきて
京「もうちょっと前って、どんくらい？」
『それ聞くの…』
京「うん、知りたい」
『明確には自分でもよく分かってない…けど、』
京「けど？」
『あいりちゃんと2人で出かけてるのとかが嫌だなって思ってる自分がいて…だから多分、その頃…くらい』
こんなに正直に京ちゃんに話してることが恥ずかしくて
恐る恐る京ちゃんの方を見てみると
すごく満足気な顔をして笑ってて
京「ふーん…じゃあキャンプのテントとかはもう俺のこと好きだったんだ？」
『な……っ、それは、//』
京「あ、照れた…Aかわいー」
『は？！何言って…//』
かわいい、なんて
こんなにストレートにサラッと京ちゃんに言われるのは
初めてで
ましてやこんな状況で
恥じらいもなくサラッと言えてしまう京ちゃん
こんな京ちゃんやっぱり知らない
京「俺が何年好きだったと思ってんの…覚悟してね、もう俺の彼女なんだから」
そう優しい笑顔で言い放つ京ちゃん
これから私、心臓持つかな
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ふふ - 続編楽しみにしてます！ (11月30日 2時) (
レス) id: 50497ba2dc (このIDを非表示/違反報告)
rmpgmkt0729(プロフ) - いつも見させていただいててキュンキュンさせてもらってます♡ 今後の展開が楽しみで毎日見返してます (6月15日 11時) (レス) id: e1490d9265 (このIDを非表示/違反報告)
みょん(プロフ) - 久々の更新嬉しいです！これからも楽しみです！♡ (6月7日 8時) (レス) id: 4f2a674662 (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！ほんとに作者様の書くお話めちゃくちゃ好きです（ ; ; ）♡ (2023年1月18日 22時) (レス) @page11 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 一気に読ませていただきました！切なかったり、キュンキュンしたり、すごく感情移入して読んでしまいました。作者様の文才、素晴らしいです（ ; ; ） (2022年6月6日 23時) (レス) id: ff03694f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぼてん | 作成日時：2022年5月2日 21時
