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私だってこんなつもりじゃなかった
なんでこんなに衝動的に動いちゃったんだろう
でももうこうなったらどうにかするしかない
『……ごめんなさい、私…その、』
あ「あーもう！」
『え…』
あ「ほんとやだ…言っとくけど私、京介くんにきっぱり振られたから」
『え…いや、あの…え？』
あ「Aちゃんが言おうとしてることなんとなくわかるもん」
私がはっきり言えずに言葉を詰まらせていたら
いきなり大きな声を出したあいりちゃんに
京ちゃんも驚いて目を丸くしていた
あ「こんだけ何回も振られたらさすがに諦めるよ私も…」
京「あいりさっきから何言ってんの？てかAも」
『……』
あ「はあ…もう知らない！私が帰るから！あとは2人で仲良くやって」
『……え、ちょっとあいりちゃん！』
そのまま帰ろうとするあいりちゃんを
引き留めようとしたけど
それは京ちゃんによって阻止された
京「A、なに？どーゆうこと？」
『……えっと、』
やっぱり京ちゃんは状況を理解してなくて
気付けば駅の前で2人
向かい合って立ち尽くす状態になっていた
もうこうなったら絶対に今言うしかなくて
逃げられるわけもなくて
『…………好き』
京「…………え、」
そう一言だけ京ちゃんの目を見て言えば
今まで見たことがないくらい驚いた顔をしていて
京「え……、うそ」
『嘘じゃ……ないもん』
京「え…まって、だってAは柾哉くん…」
『…柾哉くんにはちゃんと伝えて、ちゃんと終わりにしてきた』
京「ほんとに、俺…？」
『うん、京ちゃんが好き』
京「……うわ、まって…どうしよ、俺」
口を手で押さえながら
下を向いたままの状態で固まっている京ちゃん
しばらくして顔を上げてこっちを向いたかと思えば
京「ねえ、お願いもっかい言って」
『なっ……やだ』
京「……A」
『だからやだって…』
京「俺もAが好きだよ」
『……っ//』
真っ直ぐな瞳で真剣な顔で
私の目を見ながらそう言ってくれた京ちゃんが
すごく、すごくかっこよくて
その言葉がものすごく嬉しくて
何故か自然と涙が溢れてきてしまった
京「え…泣いてる？」
『…泣いてない、』
京「泣いてるじゃん」
『…っあいりちゃんと付き合っちゃうのかと思ったから、嬉しくて』
いきなり泣き始めた私の頭を
優しく撫でてくれて
余計、止まらなくなっちゃうじゃん
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ふふ - 続編楽しみにしてます！ (11月30日 2時) (
レス) id: 50497ba2dc (このIDを非表示/違反報告)
rmpgmkt0729(プロフ) - いつも見させていただいててキュンキュンさせてもらってます♡ 今後の展開が楽しみで毎日見返してます (6月15日 11時) (レス) id: e1490d9265 (このIDを非表示/違反報告)
みょん(プロフ) - 久々の更新嬉しいです！これからも楽しみです！♡ (6月7日 8時) (レス) id: 4f2a674662 (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！ほんとに作者様の書くお話めちゃくちゃ好きです（ ; ; ）♡ (2023年1月18日 22時) (レス) @page11 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 一気に読ませていただきました！切なかったり、キュンキュンしたり、すごく感情移入して読んでしまいました。作者様の文才、素晴らしいです（ ; ; ） (2022年6月6日 23時) (レス) id: ff03694f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぼてん | 作成日時：2022年5月2日 21時
