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ひ「はあ？！？！」
『うるさ…』
晴れてずっと幼なじみだった京介が
私の彼氏になってから間もなく
ひなたへの報告会が開催された
ひ「いや、聞いてないんだけど…」
『うん今初めて言ったからそりゃそうだ』
ひ「え、いや連絡くらいしろ？」
『ごめんごめん、ひなたにはなんとなく直接伝えたくて』
ひ「…可愛い奴め、てかそっか〜やっとか〜」
ここまで長かったわーなんて
安堵の表情を浮かべながら笑っているひなた
『ほんと長かった…とうとう私の報われない片想いに終止符打てたわ』
ひ「そっちじゃなくて」
『ん？』
ひ「藤牧の方」
『え…いや私が京介のこと好きになったの割と最近だから』
ひ「…はあ、うん…まあそれならそれでいいんだけどさ」
『なに、どういうこと？』
ひ「てかA、京介呼びに変わったんだね、可愛い」
『あのねえ、そういうのいいから…まじで何？』
ひ「Aって、高校入ったばっかの頃藤牧のこと好きだったでしょ」
『……え、』
ひなたのその問いかけに
思わず目を見開いて黙り込んでしまった
ひ「やっぱりそうだったか」
『なんで…それ、私誰にも…』
ひ「言わなくてもわかるよ、あんなん」
『……』
ひ「入学式で友達になった日、私この人のこと好きだって顔で藤牧のこと見てたもん」
『嘘だ…』
ひ「ほんと、そしたらある日突然柾哉くん好きとか言い出したから混乱はしてたけど」
ひなたにそう言われてから改めて思い出した事実がある
私は柾哉くんを好きになる前、京介のことが好きだった
京介に出会ってから、京介を好きになるまで
あまり時間はかからなかった
家が隣同士で同い年、なんて好きにならないわけがない
でも中学生だったある日のこと
とても可愛い女の子が京介に告白してる所を
本当に偶然目撃してしまったことがあって
一 ごめん、俺付き合うとか彼女とかそういうの興味なくてさ… 一
私に向けた言葉でないことは分かっていても
その言葉を私に投げかけられた気がして
まだ幼かった私にはとっても重く響いて
もう好きでいるのはやめよう
幼なじみとして京介のそばにいよう
そう決心した
高校に入ってもまだ感情は薄まらなかったけど
柾哉くんに出会えて、新しい好きに出会えて
いつの間にか忘れかけていた感情
まさかひなたにバレてたなんてね
ほんと、この子には頭が上がらないわ
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ふふ - 続編楽しみにしてます！ (11月30日 2時) (
レス) id: 50497ba2dc (このIDを非表示/違反報告)
rmpgmkt0729(プロフ) - いつも見させていただいててキュンキュンさせてもらってます♡ 今後の展開が楽しみで毎日見返してます (6月15日 11時) (レス) id: e1490d9265 (このIDを非表示/違反報告)
みょん(プロフ) - 久々の更新嬉しいです！これからも楽しみです！♡ (6月7日 8時) (レス) id: 4f2a674662 (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！ほんとに作者様の書くお話めちゃくちゃ好きです（ ; ; ）♡ (2023年1月18日 22時) (レス) @page11 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 一気に読ませていただきました！切なかったり、キュンキュンしたり、すごく感情移入して読んでしまいました。作者様の文才、素晴らしいです（ ; ; ） (2022年6月6日 23時) (レス) id: ff03694f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぼてん | 作成日時：2022年5月2日 21時
