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それからというもの
結局京ちゃんに連絡することは無く
ましてや京ちゃんから連絡が来ることもなく
『時間経つの早すぎ…』
気付けば
8月10日を迎えていた
いつもなら1番に送っていた
“お誕生日おめでとう”のメッセージも
何故か送ることを躊躇ってしまっていて
約10日間くらい京ちゃんに会っていないだけなのに
心にはぽっかり穴が開いたような感覚があって
私の中で京ちゃんの存在が
こんなにも大きくなっていたことを思い知った
結局柾哉くんとは公園で会うことになった
閉鎖的な室内よりも何となく
公園方が話しやすいかなって思ったからで
『夕日綺麗だなあ…、』
柄でもないこと呟きながら
夕方までバイトの柾哉くんを待っていた
しばらくして
柾「Aお待たせ〜、ごめん待った？」
いつもと変わらない優しい笑顔で
少し息を切らしながらこっちに向かって来る姿を見て
急いできてくれたんだな、てすぐに分かった
『全然、今来たとこ』
柾「ほんと？なら良かった」
そう言うとまた更に優しく笑って
昔から大好きで仕方がなかった柾哉くんは
やっぱりそこにいて
変わったのは私なんだと確信した
柾「Aが話したいなんて珍しくない？なんかあった？」
『あー…うん、えっと』
ごめんね柾哉くん
少しだけ困らせてしまうかもしれないけど
言わせてね
柾「…？」
ただただ無言で柾哉くんを見つめる私に
当たり前に不思議そうな顔をしていて
『あのね、私…』
柾「うん」
『柾哉くんのこと、ずっと好きでした…高校の時から、ずっと』
柾「え…」
勇気を出してちゃんと言葉にして言うと
絶対に驚くか困った顔をするだろうな、て思ってたのに
柾哉くんの顔には何故か優しい笑顔があった
柾「ごめん、A」
『うん…そりゃまあそうだ、』
柾「そうじゃなくて」
『え？』
柾「Aの気持ち、気付いてた」
『…………………え、』
うそ、気付いてた？
いつから？
驚きすぎて今絶対に変な顔してる
『まって……嘘でしょ、いつから…』
柾「りこと付き合うちょっと前くらい」
『………そっか、えーなんか…ごめん、』
柾「なんで謝んの、笑」
『なんと、なく…』
柾「謝んないで、ありがとうね俺の事好きになってくれて」
『うん、』
柾「ちゃんと嬉しいよ」
そう言ってくれた時
私の3年間が肯定された気がして
すごく、すごく救われた
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ふふ - 続編楽しみにしてます！ (11月30日 2時) (
レス) id: 50497ba2dc (このIDを非表示/違反報告)
rmpgmkt0729(プロフ) - いつも見させていただいててキュンキュンさせてもらってます♡ 今後の展開が楽しみで毎日見返してます (6月15日 11時) (レス) id: e1490d9265 (このIDを非表示/違反報告)
みょん(プロフ) - 久々の更新嬉しいです！これからも楽しみです！♡ (6月7日 8時) (レス) id: 4f2a674662 (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！ほんとに作者様の書くお話めちゃくちゃ好きです（ ; ; ）♡ (2023年1月18日 22時) (レス) @page11 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 一気に読ませていただきました！切なかったり、キュンキュンしたり、すごく感情移入して読んでしまいました。作者様の文才、素晴らしいです（ ; ; ） (2022年6月6日 23時) (レス) id: ff03694f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぼてん | 作成日時：2022年5月2日 21時
