【ONEPIECE】王の再来

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となると、こいつは今も尚奴·隷を匿っているということになる

島の連中からの扱いは続いているということか




「いくつの子なんだ、小さいだろう」

「今１５歳らしいわ
 本当かはあたしも分からない」




奴·隷になった経緯なんて本人には聞けない

それにウーゴの元に来たのが１２年前

ならその時にその子は３歳だ


本人すらもよくわかっていないだろう




「奴·隷としての扱いから逃れたと思えば
 島の人からの疎外

 小さいあの子には重すぎるものだったの

 その上母親のように思っていた彼女の死
 まだ３歳のあの子には酷すぎた現実に
 心を閉ざしてしまってね」




そりゃそうだ

マリージョアでも扱いは酷いものだろう

それを３歳の体に


聞いただけでも嫌気が指す




「島の連中はまだちょっかい掛けてくるのか？」

「まぁね、昔よりは良くはなくったんだけど」




その時



パリィィンッッ



すぐ後ろの窓が音を立てて割れた

振り返ってみれば床に転がる手のひらサイズの石

窓の外にはパタパタとかけていく幼い子どもの姿




「こういう事は毎日のようにあるわ」

「しんどいな」




困ったように笑うウーゴ

元仲間のよしみだ、何とかしてやりてぇが・・・


あ、そうだ




「なぁウーゴ、お前この島に未練があるのか？」

「未練？・・・いや、特に無いけど」

「この島に居ても、お前も奥の子も自由はない
 疎外されながらの生活は苦でしか無いだろう



 どうだ？お前ら２人

 俺と一緒に海に出ねぇか？」




手を差し出して見つめたウーゴの顔は


何年前に見た時と同じ顔をしていた




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