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待ちに待った金曜日。
華金とはまさにこの事。
あぁ、何て素晴らしい世界なの
なんて思っている暇もなく、
昨日の夜から睡眠時間を削ってまで、何を着ていくか考えている。
おかげで隈ができた。
ひたすらコンシーラーを塗りたぐり、なんとかマシなところまではもってきた、
けど、何をしても納得がいかない!
会社でも、帰宅してからもずーっと考え続けたけど決まらず。
あぁ、もう遥ちゃんが迎えに来る時間だ
とりあえず、これでいいか。変じゃないよね、
うん、変じゃない!
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「お待たせ」
運転席に座ったまま、助手席側の窓を開けて"どうぞ、乗って"とにこにこしてる。
『なに?』
『そんなに笑顔で良いことあったの?』
「うん、まあね」
とまだにこにこしてる。
遥ちゃんには悪いけど、そんな事は今どうでも良くって、
『へ〜、』
『あ。倫也さんは?』
「あ、俺には興味なしですか。」
「仕事終わったらそのまま行くから現地集合でって」
「てゆーか、倫也さん呼びなんだね」
『ふふ、うん。そっか〜』
『、いや。中村さん』
「あー、つら」
「へ〜、(笑)」
って遥ちゃんの棒読みの言葉に2人して笑う。
緊張してたのなんて忘れちゃう
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〆
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作者名:inu | 作成日時:2019年5月21日 7時