, 魔法のランプ ' (ii)

xxxi ページ1

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無理やり気付いてないふりをしていたら



"Aちゃん、久しぶり"って後ろでひょこっと顔を出すように言う倫也さん。



あ、名前覚えてたんだ。


とかちょっと嬉しいのは内緒で




『お久しぶりです』



ってなんとか平常心で返したものの



n.「何？」「それ」



と私の手にある漫画をみて“あ、面白いやつだ”
近寄ってきたと思えば“今どの辺？”なんて隣に座って覗き込んでくるからKO負け。



m.「倫也さん、近いですって。Aちゃん困っちゃってます」



硬直状態の私を見つけた松坂桃李さんが助け舟を出してくれた




n.「あ、ごめんね」



なんて心にもない謝り方で少しだけ離れて柔らかく笑ってる。






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〆

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