検索窓
今日:18 hit、昨日:34 hit、合計:165,252 hit

27話 ページ28

翔陽がレシーブをあげる


乱れてるな、下手くそめ


「陽奈、カバー!」


木兎がそう叫んだ


陽奈はボールを木兎に上げる


『少し低いです!』


陽奈が言った


「囲い込めー!ブロックの面積広げろ!」


黒尾が言う


月島とリエーフはブロックに飛んだ


「今日もでけぇな、1年のくせに!」


そう言って木兎はわざとブロックの手に当て、ボールを跳ね返させた


「もう一回だ!いいトスよこせよ陽奈!」


木兎が陽奈にレシーブを上げた


言われなくても


『お願いします』


陽奈は綺麗に木兎に上げ、木兎はブロックを打ち抜いた


「きたー!ヘイヘイヘーイ!!」


「い、今の!わざとですか!?ブロックの手に軽く当てたやつ!」


翔陽は目を輝かせながら木兎に聞いた


「おう!リバウンドだ!」


「リバウンド!かっけぇー!!」


「そ、そうか?」


木兎は翔陽に褒められて嬉しそうに後頭部をかいた


翔陽は天然おだて上手だ


木兎はリバウンドのやり方を翔陽に教えていた


「まぁ、失敗して叩き落とされることもよくあるけどな」


「木兎さん、よくありますよね」


「赤葦!今はそんなことないって言うところ!」


木兎の言葉に赤葦は目を逸らした


「床に叩きつけるだけがスパイクじゃない。落ち着いていれば、戦い方は見えてくる」


翔陽は驚いたような顔をした


「あぁ、そんなことないですよ、木兎さん」


「赤葦、遅い!!」


赤葦さんは天然?


陽奈は内心で首を傾げた


試合を再開させ、ブロックアウトされそうになったボールを陽奈が咄嗟に拾う


「陽奈ナイス!チビちゃん、ラスト頼んだ!」


木兎がレシーブで翔陽に上げた


「はい!」


『ちょ、君たち、酷すぎでは?』


陽奈は相手のブロックを見て、思わずギョッとする


翔陽相手にブロック3枚、しかも全員が190近くある巨人だ


しかし、翔陽はリエーフの手先、つまり上に向かって打った


翔陽は尻もちを着く

28話→←26話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
294人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サンマ | 作成日時:2021年10月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。