Ep.78 ページ29
｢お前は私よりも強いと思っているのか？｣
｢いや、私一人なら、違う｣
2人がお互いに苛烈な稲妻攻撃を掛け合っている間に、アルバスは素早くドアに呪文を放って開け放した
｢しかし私たちなら、その通りだ。いいか、これまで私は1人で戦ったことは無い。これからもない｣
ハリーのその言葉の後に、扉の奥からハーマイオニー、ロン、母、シリウス、ジニー、ドラコが現れ、デルフィーに向かって一斉に呪文を放った
デルフィーは激怒して叫び声を上げ、大激戦が繰り広げられる
デルフィーも全員にはさすがに適わず、とうとう打ちのめされて、床に崩れ落ちた
｢ブラキアビンド(腕縛り)！｣
母の呪文によってデルフィーは縛り上げられる
｢アルバス、大丈夫か？｣
ハリーはデルフィーから目を離さずにそう聞いた
｢うん、父さん、大丈夫だ｣
｢この子がやるって言い張ったの。格子を潜り抜けられるのは、体の小さいアルバスだけだったのよ。私は止めようとしたのだけど｣
｢無事とだけ、言ってくれ｣
｢父さん、僕は無事だよ。本当だ｣
ハリーはその言葉を聞いたあと、デルフィーに詰め寄っていく
｢私を傷つけようとした者は、大勢いる。しかし息子とは！よくも私の息子を傷つけようとしたな！｣
｢私は父親を知りたかっただけだ！｣
デルフィーから放たれた予想外の言葉にハリーは驚いた
母はデルフィーのそんな姿に昔の自身を重ね、眉を寄せて目を逸らした
｢人生を作り変えることは出来ない。お前は一生、孤児だ。その事実は付きまとう｣
｢父に会わせてくれ｣
｢できない。会わせない｣
ハリーは冷たく言った
｢それなら、殺せ｣
哀れを誘う声でデルフィーが言った
ハリーはしばし考えたが、首を振った
｢それもできない｣
｢えっ？父さん？この魔女は危険だ｣
｢いや、アルバス…｣
｢でも彼女は殺人者だ。殺すところを見た｣
ハリーはアルバスを振り返り、それからジニーを見た
｢そうだ、アルバス、この女は殺人者だ。しかし、私たちは違う｣
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マシュマロ - とても面白くて読んでいてとても (10月22日 2時) (
レス) @page36 id: c1ecb663ab (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - ユズナさん» ユズナさん、いつもコメントありがとうございます！すごく励みになります！シリウスは家族に激甘なので、すぐ丸め込まれてくれるイメージですw (7月3日 21時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - また書いて下さる時を楽しみにしています！すっかりこの小説にハマりましたwスネイプ先生、かっこよすぎ！シリウスが丸め込まれてるの見てて面白かったですww (7月2日 23時) (レス) @page2 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2023年6月26日 12時
