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Ep.77 ページ28

「父上?」


「お前の計画はよい。襲うのはやめる。お前は役に立ってくれた。さぁ、ここへ、光の中へ。お前をよく見るために」


デルフィーは、少し離れた所のドアが細く開き、またすぐ閉まるのに気がついた


訝しげにドアを見て、急いで頭を働かせる


「お前は、ヴォルデモート卿では無い」


その瞬間、デルフィーの手から稲妻が放たれた


ハリーはすぐさま応戦する


もう姿はヴォルデモートではなく、ハリー・ポッターその人に戻っていた


「ポッターだな。コロポータス(扉よ くっつけ)!」


デルフィーの呪文によって閉ざされた扉をハリーは見た


「彼女がドアを両方とも外から塞いだわ」


ジニーが焦ったように言った


「お前の友達が加勢してくれると思ったのか?」


「いいだろう。私一人で君を始末する」


「ハリー!」


母の声が聞こえたと同時に、ハリーは再び攻撃にかかろうとしたが、デルフィーの方がずっと強かった


武器を奪われ、ハリーは為す術がなかった


「どうやって……?お前は何を?」


「ハリー・ポッター、私は長い間お前を観察してきた。お前のことは私の父よりもよく知っている」


「私の弱みを握ったというのか?」


「私は、あの方に相応しいものになろうと、学んだ。そうだ。あの方は空前絶後の最高の魔法使いだが、私のことを誇りに思ってくださるだろう。エクスパルソ(吹き飛べ)!」


床が背後で爆発し、ハリーは吹き飛ばされて転がった


すかさず信者席のベンチの下に潜り込み、対抗する術を考えようとする


「私から這って逃げるのか?ハリー・ポッターが。魔法界のヒーローが。ネズミのように逃げるとは。ウィンガーディアム・レヴィオーサ(浮遊せよ)!」


ベンチが宙に浮かび上がった


デルフィーがベンチをハリーに向かって落下させるが、ハリーは必死に転がって逃げ、ベンチは床とぶつかって粉々になった


アルバスが床の格子から現れる


「アバダ」


「父さん」


「アルバス、来るな!!」


アルバスの投げてよこした杖をハリーはが受け取るが、息子が危険を冒していることに肝を潰した


「2人か?さぁ、どっちだ!先に小僧を始末してやろう。アバダケダブラ!」


デルフィーがアルバスに死の呪文を放つが、ハリーが間一髪で息子を突き飛ばした

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マシュマロ - とても面白くて読んでいてとても (10月22日 2時) (レス) @page36 id: c1ecb663ab (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - ユズナさん» ユズナさん、いつもコメントありがとうございます!すごく励みになります!シリウスは家族に激甘なので、すぐ丸め込まれてくれるイメージですw (7月3日 21時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - また書いて下さる時を楽しみにしています!すっかりこの小説にハマりましたwスネイプ先生、かっこよすぎ!シリウスが丸め込まれてるの見てて面白かったですww (7月2日 23時) (レス) @page2 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サンマ | 作成日時:2023年6月26日 12時

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