35話 ページ36
バレーボール協会の仕事は思ったよりも大変で、しかも美南は東京に行かなきゃいけなくなったので、遠恋だ
遠恋は大変だが、北は農家ということもあり時間が空いた日にはよく会いに来てくれてた
『黒尾、次こっちや』
｢はいはい、人使いが本当に荒いんだから｣
同僚で友人の黒尾とは元バレー部に入っていた仲間としてすぐに打ち解けた
簡単に人を煽ろうとするのは頂けないが、それでやる気になった偉い監督もいたりするのでその方法がダメというわけではなかったりする
書類仕事は嫌いだが、試合を見に行ったり、ユースを選抜したりするのは楽しかった
2018年、11月
カメイアリーナ仙台体育館に響き渡る歓声
今、まさに興奮の連続の試合が終わったところだった
『黒尾、日向くんに挨拶するん？』
｢当たり前よ。コヅケンの動画に出ないかも聞かなきゃね｣
黒尾は悪い顔で笑う
｢黒崎ちゃんはいいの？｣
『ほんなら私も行こかな。信介も侑のことは気にしとったしな』
そう言いながら2人はスタッフに声をかけて、日向と侑に出てきてもらった
『侑』
｢黒崎さん！お久しぶりです！｣
侑はパッと笑顔になって駆け寄ってきた
｢北さんどうしてます？遠恋大丈夫なんすか？｣
『信介はいつも通りやっとるよ。遠恋は今んとこ平気。私から会いに行くことはできんけど、その分、信介が会いに来てくれるしな』
美南は笑って言った
｢ほんで、あっちの気づけば借金100万円みたいな人は、誰ですか？｣
侑の指さした方向には日向と喋っている黒尾がいた
悪い笑顔を浮かべている
『あっは、あいつは同僚やねん。話したやろ？黒尾鉄朗っちゅう元音駒の主将がいるって』
｢あ、あんな詐欺師みたいな人が、黒崎さんの近くにおるんですか？｣
侑は衝撃を受けた顔をした
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あまね(プロフ) - 完結おめでとうございました！久しぶりに見てめちゃキュンさせてもらいました！ありがとう御座います！ (11月18日 0時) (
レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
あい - Eカップは大して珍しくないですよ。 (2023年1月4日 9時) (レス) @page10 id: ab06a6fc10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2021年11月21日 18時
