136話 ページ16
エマside
Aの火葬が終わった。
スタッフ「お骨の方は」
父「いりません、そのまま捨ててください。」
Aの父親はスタッフの言葉を遮るようにして、冷たい口調で言い放った。
スタッフ「そういうわけには・・・。」
桃野「骨壺ならここにあります。」
桃野「犬塚のお骨、いらないなら俺達にください。俺達のお墓に入れます。」
桃野は白い骨壺を抱えて、Aの父親に言った。
父「・・・・・・。」
スタッフ「あのね、まだ学生だから分からなくって当然なんだけど」
父「構わない。」
スタッフ「いや、あの・・・ですが」
父「こんなもの、欲しいやつがもらえばいい。」
猿川「っ・・・。」
Aの父親は、蔑むような目で言ってきて、猿川はこぶしを強く握りしめていた。
その後、Aの家族達は火葬場から出て行った。
・
・
その後、骨上げを行い、骨壺は佐野家のお墓に納骨することになった。
もちろん、おじいちゃんにも話して許可してもらった。
エマ「何で桃野は骨壺持ってたの?」
桃野が骨壺を出した時に、疑問に思ってた。
まるで、Aの家族がお骨はいらないっていうのを分かってたかのようだった。
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まごう - Niarさん» 返信遅くなり申し訳ありません(>_<)面白いと言っていただけて嬉しいです!しかも、ファンだなんて嬉しすぎます(;O;)これからも、更新頑張っていきたいと思います! (4月15日 0時) (レス) id: 3347cab624 (このIDを非表示/違反報告)
Niar(プロフ) - おもしろいー!大ファンです☺️ご無理ない程度に更新頑張って下さい! (4月9日 10時) (レス) id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まごう | 作成日時:2024年3月18日 0時