135話 ページ15
マイキーside
火葬場のスタッフが、Aの棺桶の蓋を開けた。
棺桶の中でAは目を閉じ、眠っているようだった。
けど、Aの顔は青白くなっていて、息する時に動くはずの胸なども動いていなかった。
真知「Aちゃん・・・っ!」
エマ「Aっ・・・。」
皆、Aの近くに行き、Aと最後の別れをした。
俺も、Aの近くに行く。
Aの頬を触ると、冷たくなっており体温が感じられなかった。
その瞬間、涙が流れた。
ずっと、夢じゃないかと思いこんだ。
思い込まないと、どうにかなりそうだった。
目が覚めたら、今までのは悪夢だったんじゃないかと。
目が覚めれば、今までと同じ一日が始まるんじゃないかって。
けど、やっぱり夢じゃないんだとAに触れると思い知らされた。
A、死んだんだな・・・・・・。
涙が全然止まらない。
最後にAの顔に自分の顔を寄せて、チューをした。
Aの唇は乾いていて、頬に俺の涙が落ちても、チューをしても、目を瞑ったままでなんにも反応がなかった。
A、何で死んじまったんだよ・・・っ
スタッフ「お時間です。皆さん、少し離れてください。」
そう言い、スタッフが棺桶の蓋を閉じた。
そして、棺桶は火葬炉へ入れられて、火葬炉の扉が閉まった。
・
ばいばい、A。
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まごう - Niarさん» 返信遅くなり申し訳ありません(>_<)面白いと言っていただけて嬉しいです!しかも、ファンだなんて嬉しすぎます(;O;)これからも、更新頑張っていきたいと思います! (4月15日 0時) (レス) id: 3347cab624 (このIDを非表示/違反報告)
Niar(プロフ) - おもしろいー!大ファンです☺️ご無理ない程度に更新頑張って下さい! (4月9日 10時) (レス) id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まごう | 作成日時:2024年3月18日 0時