326話 ページ27
A視点
エマ「お待たせー！」
龍宮寺「いや、さっき来たばっかりだから気にすんな」
万次郎「！スゲェ浴衣似合ってる！！」
A「あ、ありがとう」
そう言ってもらえて良かった……！
万次郎「ほら、人も多いし行くぞ」
それで万次郎は手を出してきた
A「！うん……！」
私は万次郎の手を握り恋人繋ぎで歩いた
万次郎「おっ！わたあめ買う！」
A「はいはい」
万次郎はわたあめを買って食べながら口の周りにめっちゃ付いてる
A「口元凄い着いてるよ」
万次郎「？何処？」
あ、ティッシュないからとってあげる事も出来ないし、指で取ったとしてその後どうも出来ないし最悪借りてる着物に着く可能性が……
まぁ、恥じらいとかよりもそっちの方がマズいからいっか
それで私は万次郎の口元を舐めた
A「ん、取れたよ？」
甘くて美味しい
万次郎「あ、ありがと……」
めっちゃ顔真っ赤にしてる
万次郎「俺もAの口元舐めるからわたあめやる！！」
いや、そんな理由で渡されても……
A「まぁ、貰っておくね
ありがとう」
それでわたあめを1口だけ貰った
さっきも思ったけど、甘くて美味しい
でも、そんなに甘ったるくないから食べやすい
万次郎「？あそこに居んのAのクラスメイトじゃね？」
A「？何処？」
万次郎「ほら、あそこ」
そう言って指を指した方向を見てみたら千葉君と凛香ちゃんが落ち込んだ風に立って居た
A「凛香ちゃんに千葉君？」
速水「！Aにマイキー君
あ、そうだ
2人共、コレ貰ってくれない？」
千葉「俺からも」
そう言って人形とかを大量に渡された
万次郎「コレ、どうしたんだ？」
A「ちょっと落ち込んでたみたいだったけど……」
千葉「射的で出禁食らった」
速水「easy過ぎて調子乗った」
あー、そういう事か……
万次郎「！A！射的行こうぜ！！」
A「あ、ちょ！引っ張らないでよ！
2人共！お祭り、楽しもうね！」
それで万次郎に引っ張られるまま射的に向かった
そもそも景品はいっぱいあるからやらなくてもいいんじゃ……
万次郎「よし！見てろよ！
俺が取ってやる！！」
そう意気込んでたけど、結果は全然当たってない
万次郎「んだよ！！
インチキか！？」
A「もうちょい重心を前にして」
万次郎「？こうか？」
A「違う違う」
私は景品を近くに置き万次郎の後ろから手を添えた
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