324話 ページ25
A視点
エマ「この前Aに着せたい浴衣があったのに着せれなかったからそれ着てね！」
そう言われて見たのはピンク色に紫がかかった生地で、柄は青やピンク等の花だった
帯は黒色の生地に一輪のピンクの薔薇が描かれてた
A「綺麗……」
エマ「押し入れで見つけたの
Aに似合うと思って！」
A「ありがとう……！柄真！！」
エマ「うん……！
よし、出来た！
どう？キツくない？」
A「うん、大丈夫だよ」
エマ「なら、そこの席に座ってね
次は髪をやるから！」
A「お願い」
それで席に座って柄真がやってくれて出来上がったのはハーフアップお団子に簪が着いてた
A「！凄い……！」
エマ「コレで完成！」
A「柄真のは私がやろうか？
着付けはわからなくても髪ぐらいなら出来るけど……」
流石にここまでしてもらったのに何もしないのは申し訳ない……
エマ「いーよ！慣れてるから！
Aはマイキーに見せてきなよ！」
A「わ、分かった
柄真もケンチンに褒めてくれるといいね」
エマ「！……うん！」
それで私は万次郎とヒナちゃんが居る所に行った
A「あれ？マイキーは？」
日向「先に行ってるって！
タケミチ君やドラケン君が見れないのに自分が見るのはなんか違うって言ってさ！」
そこの気遣いは別にいいのに……
A「まぁ、マイキーらしいちゃマイキーらしいね
ヒナちゃん凄い似合ってるね」
前の着てた奴とは違って今回のはオレンジ色の生地にアサガオの絵柄が入ってて帯は黄色の生地に金魚の絵柄と明るめの奴だった
髪型はハーフアップに簪が着いてた
ヒナちゃんってピンクのイメージがあったけど、ピンク以外のも似合うのって凄いな〜
日向「ありがとう！Aちゃんも凄い似合ってる！
Aちゃんって大人っぽい雰囲気で羨ましいな〜」
？羨ましい？
A「どうして？」
日向「……偶に思うの
タケミチ君がホントに同い年なのかなって……
偶に会うタケミチ君が凄く大人っぽく感じて、ヒナと釣り合ってないのかな〜って……
ヒナもAちゃんみたいに大人っぽくなったら少しはタケミチ君と釣り合えると思ったら羨ましくなっちゃって……」
……そう言えば前に万次郎も似た様な事を言ってた
万次郎【お前……
本当に中学生？】
まさか、ハナミっちは本当はもっと大人とか……？
いや、それはないか
そんな事、ある訳ないしね
あったとしてもハナミっちにメリットなんてなんもないだろうし……
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