317話 ページ18
A視点
！美味しい……！
A「全部美味しいね！」
エマ「でしょ〜！」
日向「美味しいよね！」
神野「うんうん！」
あ、焼きそばは万次郎にあげたから私の分はないや……
A「この飲み物飲む？」
エマ「いや、遠慮しとく
マイキーの作った物なんてお腹壊しちゃうだろうし！」
万次郎「なんだと！！」
A「はいはい」
それで喧嘩が始まりそうな2人の間に入った
A「私はマイキーが頑張って作ってくれた飲み物、美味しくて好きだよ」
万次郎「！当ったり前だろ！
Aの為に頑張って作ったからな！」
神野「愛が籠ってるね！」
万次郎「Aへの愛は誰にも負けねぇ！！」
蘭「それは俺だって同じだけど？」
突然ひょっこりと蘭が隣から現れた
……また出てきた
A「彼奴はいいの？」
蘭「彼奴？
あぁ、大将の事？
今は鶴蝶埋めて遊んでるよ
それより、俺はAの方が大事
別れたのによくまた付き合ったな
嫌だから別れたんじゃねぇの？」
万次郎「は？何言ってんの？」
蘭「こんな奴は辞めて俺と行こうぜ？」
A「拒否したよね？」
その言葉を無視して蘭は私の持ってたペットボトルに視線を向けてた
蘭「うぇっ、何この得体の知れない色の飲み物……
こんなのが好きなの？」
万次郎「誰に文句言ってんだ」
蘭「あれ、もしかしてマイキーの特製？
不味かったらありがた迷惑だな」
A「美味しいからありがた迷惑じゃないんだけど……
と言うか帰って
もう、蘭とは絶対に結婚しない
例え勝負に勝ったとしても」
蘭「は？それってさ……
約束、破るって事だよな？」
A「……そういう事になる
でも、マイキーを裏切るくらいなら、蘭を裏切った方が私にとってマシ」
蘭「……何を思ったのか知らねぇけど、こんな事で諦めると思うなよ？
俺の5年間をドブに捨てるつもりはねぇ」
そう言って蘭は帰った
万次郎「……良かったのか？」
A「マイキーは約束を続行してた方がよかった？」
万次郎「嫌だけどさ、約束破ったりするのとか、Aは嫌いじゃん」
確かに、約束を破ったりするのは嫌い
でも……
A「マイキーに我慢させる方が、私にとってはそっちの方が辛い
なら、もうキッパリ友達として頻繁に会わないようにする」
それに、守れなかった約束だってあるんだから一概に私が嫌う資格なんてある訳ないんだし……
だから、コレでいい
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