万次郎の彼女は不良とアサシンになるようで参

148話 ページ49

A視点

私は逆立ちになり堀部君の首元に足を絡ませ、堀部君は倒れてその上に私が乗った

そして、偶々持ってた対先生ナイフを顔に突きつけた

A「形勢逆転……！」

イトナ「グッ……！！」

効くか分からないけど、殺せんせーと兄弟って言うくらいだから、触手になら効く可能性だってある

A「こんな風に、時には暗殺者よりも不良の方が勝てるんだよ

で？それを身をもって知った上でまだアンタは私より強いって言い張るの？

アンタは私より、弱い」

イトナ「っ……！！

クソがぁぁぁぁあ！！」

そう言って私は触手で攻撃してくるとは思わなくて思いっきり触手で攻撃され、そのまま机のリングの外に出され、壁に衝突するくらい飛ばされた

っ……！

いった……

神野「Aさん……！！

大丈夫？」

そう言って神楽ちゃんは私に駆け寄ってきた

A「ん、ちょっと背中が痛いだけ……」

イトナ「俺が……弱い……？」

シロ「いや、イトナは弱くない

その証明に彼奴を殺せ」

イトナ「あぁ……！」

っ……！

彼奴……！！

動こうとしてもタイミングが遅く間に合わなかった

でも、見た光景は堀部君の触手が溶けた光景だった

え……？

な、なんで……？

殺せんせー「おやぁ？落とし物を踏んづけてしまったみたいですねぇ」

それで私は神楽ちゃんと一緒に近寄ってみたらそこには対先生ナイフが落ちてた

あ、あの時の……

やっぱり効くんだ

それで殺せんせーは脱皮した皮を堀部君に被せ包んだ

殺せんせー「同じ触手なら、対先生ナイフが効くのも同じ

触手を失うと同様するのも同じです

でもね、先生の方がちょっとだけ豪快です……！」

そう言って外に堀部君を皮ごと投げ飛ばした

殺せんせー「先生の抜け殻で包んだからダメージはない筈です

ですが、君の足はリングの外に着いている

先生の勝ちですねぇ？

ルールに照らせば君は死刑！

もう2度と、先生を殺れませんねぇ？」

……なんだ、私が出る必要なかったじゃん……

殺せんせー「生き返りたいのなら、このクラスで皆と一緒に学びなさい

性能計算では簡単に測れない物、それは経験の差です

君より少しだけ長く生き、少しだけ知識が多い

先生が先生になったのはね、それを君達に伝えたいからです

この教室で先生の経験を盗まなければ、君は私には勝てませんよ？」

……ホント、性格が悪くても、不良でも、問題を起こしてた奴でも、誰でも生徒に仕立てようとするから、殺せんせーは凄いや

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