万次郎の彼女は不良とアサシンになるようで参

133話 ページ34

A視点

神野「成る程……」

A「それで意図を理解した上で解いていくと……」

神野「！簡単だ！」

A「でしょ？」

神野「ありがとう！西野さん！」

A「いいよ、全然」

コレに後は解くスピードを速くすればテストで十分に使える武器となる

私には向いてなかったから違うのを武器にしたんだけどね

A「あ、ご飯は食べてく？」

龍宮寺「遠慮しとくわ

コレから用事もあるし」

ナホヤ「俺達も今日は飯作ってくれてるからいいわ」

ソウヤ「うん！」

場地「俺もオフクロが飯作って待ってるわ」

松野「俺もですから帰りますね！」

じゃあ、今日は珍しく神楽ちゃんとだけか

何気に2人だけは初めてかも

それから暫く教えた後皆んなは帰っていった

A「それじゃあご飯作るね」

神野「あ、私も手伝うよ！」

A「ありがとう

でも、料理は大丈夫だから洗濯した物を入れて畳んでくれる？」

神野「分かった！」

そう言って神野ちゃんはベランダに出て私はキッチンで料理を作った

ん、こんな感じかな？

A「出来たよー」

神野「私も丁度終わったよ！」

A「じゃ、食べよっか」

神野「うん！」

それから私達はご飯を食べた

ん、今日も普通に出来た

良かった良かった

神野「……あのさ、ご飯食べた後、ちょっといいかな？」

A「？別にいいけど……」

なんだろ？

そう思いながらご飯を食べ終わり食器も洗い終わった

A「それで？話って？」

神野「わ、私、西野さんに助けてばっかりで、何も私の事教えてなかったなって思って……

過去の事、細かい事までは教えてなかったからさ……」

A「……辛いなら、無理に言わなくていいよ」

誰しも教えたくない事の1つや2つある物だから

神野「……私、西野さんに甘えてばっかりじゃいけないから……

話すよ、全部……」

A「……分かった」

それで神楽ちゃんの過去を聞いた

親から虐待を受けていたって事は知ってた

だけど、それ以外は何も知らなかった

神楽ちゃんが前みたいになってた理由

親から自分が売られようとした事

それにこの間逆らったから追い出されてしまった事

A「そんな過去があったんだ……」

神野「……別に私が辛い過去があるから、何をやっても許される訳じゃないってのは西野さんから教えてもらった

だからこそ、西野さんに全てを知ってほしかったの」

？私に……？

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