万次郎の彼女は不良とアサシンになるようで参

132話 ページ33

A視点

A「それは良かった」

神野「じゃ、じゃあ、コッチの方が分かりやすかったら……？」

A「コッチの方が分かりやすかったなら、コレは2通りあるんだけど、コレとコレが分かりやすいと思うんだけど……

神楽ちゃん的にはどっちが覚えやすい？」

神野「私はコッチかな？」

A「じゃあ、コッチで覚えた方が理解のスピードとかも早いかも」

神野「ありがとう！西野さん！」

ナホヤ「そんなに分かんのか？」

ソウヤ「俺なら全然分からないよ」

A「全部1通り覚えたからね」

どれが自分に合ってるのか、コレを覚えたらどれが覚えやすいのか

そうやって全部を片っ端からやっていかないと、あの学校で常に10位以内をキープするのは難しいからね

ナホヤ「流石Aだな！」

ソウヤ「お、俺も勉強教えてもらっていい？」

A「いいよ、勉強道具さえ持ってくればいつでも教えるよ」

教える事で復習も出来るし、忘れてた事も思い出せるし、皆んなに教える事も私の仕事内容でもあるから一石二鳥でもあるんだよね

龍宮寺「流石、東卍で1番頭のいいAだな」

A「まぁ、皆んなと違って勉強してる時間が違うからね」

隆とかは少ししてるみたいだけど、私みたいにガッツリはしてない

後は才能とかでどうにかしてるんだろうね

圭介やパーやんは違うのに才能をフル活用してるから勉強の方は頑張んないと無理みたいだけど……

A「あー、圭介、それは回答が違うよ」

場地「は？嘘だろ……」

A「無理に当てはめるよりも先ずは問題文をちゃんと読む

そして、1つずつ遅くてもいいから丁寧にやってく

そうすれば……」

場地「お！ホントだ！

答えがちげぇ！」

A「でしょ？」

場地「サンキューな！」

松野「成る程……」

何気に千冬もそこまで頭よくないしね

神野「あ、あのさ！

私も勉強教えてもらっても……」

A「別にいいよ」

1人増えても問題ないし

神野「！ありがとう！」

それで勉強道具を神楽ちゃんも広げた

神野「此処なんだけど……」

A「あー、そこは難しいよね

でも、先ずは諦めずに問題の意図を理解するの」

私も此処で1回何言ってるのか分からなくてイライラしてバイクに乗って走らせて頭を冷やしてから解いたな〜

神野「意図？」

A「そう

問題にはそうやって言い回しをする理由が答えに繋がってるの

だから、何を言いたいのかを先ずは理解するの」

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