万次郎の彼女は不良とアサシンになるようで参

111話 ページ12

A視点

旅館に戻った後、同じ班の人から色々聞かれたけど、今はお風呂に女子皆んな入ってる

私はさっさと入って直ぐに出た

そして今は廊下で風に当たってる

殺せんせー「ニュヤ？

どうしたのですか？

皆さんはお風呂に入っている筈ですが……」

A「さっき上がってきた」

殺せんせー「は、早いですね」

皆んなよりは早く上がったからね

殺せんせー「でしたら、1人だと暇でしょうから先生と話しませんか？」

A「別にいいけど、話す事なんて私にはないよ？」

殺せんせー「先生にはあります

先ず、やはりあの無茶は辞めて下さい」

A「さっきも言ったけど、あれは私の中では無茶に入らないの

クラスメイトを助けるのは当然の事じゃないの？」

「俺は友達だと思ってるけどね」

！カルマ……？

業「俺はAちゃんの事、ただのクラスメイトじゃなくて友達だと思ってるよ？

Aちゃんにとってはクラスメイトだとしても、もしAちゃんが危なくなったら俺達の事頼ってよ

Aちゃんにはあの時、皆んなが助けてもらった

助け合いは当たり前でしょ？」

！助け合い……か

A「まぁ、私は皆んなを頼る程弱くはないから助けを求めるのはいつになるのかな」

殺せんせー「いつだろうと構わないじゃないですか

何日経とうと、何年経とうと、このクラスは終わっても皆さんが居なくなる訳じゃないんですから

困った時に頼よればいい

それが“仲間”と言うものです」

！仲間……ね

A「それもそうだね

と言うか、カルマ達は入ってるんじゃなかったの？」

業「ん〜？

話声が聞こえたから覗いただけ

今から入ってくるよ」

そう言ってカルマはお風呂場へ向かった

A「ふぁ〜、眠いからそろそろ寝る」

殺せんせー「はい、おやすみなさい」

A「ん」

「A〜！！」

私が帰ろうとしたら私に向かって後ろから飛びついてきた

それで私は前の方に倒れた

A「グヘッ……」

殺せんせー「だ、大丈夫ですか！？」

A「い、一応……」

「あれ？さっき黄色のが見えた気がしたけど……

気の所為か

あ？なんで先生がAと2人っきりで居るんだよ」

A「ま、マイキー？」

なんで此処に……

「おい！マイキー！

勝手に走んな！！」

怒鳴りながら来たのはケンチン

え、なんで2人が居るの？

殺せんせー「マイキー君とドラケン君じゃないですか！！

サイン貰っていいですか！？」

万次郎「は？サインとかないし」

龍宮寺「そんなのねぇよ」

……だろうね

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