万次郎の彼女は不良とアサシンになるようで参

110話 ページ11

A視点

殺せんせー「君達の様に、他人を水の底に引っ張る様な真似はしません

学校や肩書きなど関係ない

清流に住もうが溝川に住もうが、前に泳げば魚は美しく育つのです

さて、私の生徒達よ

彼等を手入れしてあげましょう

修学旅行の基礎知識を体に教えてあげるのです」

あぁ、そう言う事ね

それで私達は後ろから不良達の頭に目掛けてしおりで殴った

そして神野ちゃん達を縛ってた縄を解いて外に出た

A「傷、大丈夫？」

神野「う、うん……

あ、ありがとう……！来てくれて……！！」

神野ちゃんは私に抱きついてきた

！震えてる……

怖い中連絡してきたのは、前の神野ちゃんなら出来ない程の勇気だったと思う

成長してるね、神野ちゃん

そう思いながら神野ちゃんの頭を撫でた

杉野「いや〜、一時はどうなるかと思った

業「ん〜、俺1人ならなんとかなったと思うんだよね〜」

A「私1人でもどうにかなったと思う」

杉野「怖い事言うなよ

あ、そう言えば、なんで西野は分かったんだ？

別の班だろ？」

A「女の人が連れて行かれ様としてて、そこを偶々見つけて相手殴ったら偶々彼奴等の仲間だったの

そして神野ちゃんが捕まったって連絡がきたからさ

あの不良達から無理矢理場所を吐かせて車で送らせた」

杉野「スゲェな、お前……」

茅野「でも良かった〜

大丈夫？神崎さん、神野さん？」

神崎「えぇ、大丈夫」

神野「うん、茅野さんは？」

茅野「私も大丈夫だよ！」

殺せんせー「何かありましたか？神崎さん」

神崎「え？」

殺せんせー「酷い災難に見舞われて、混乱してても可笑しくないのに……

何か逆に、迷いが吹っ切れた顔をしています」

神崎「はい！殺せんせー

ありがとうございました」

殺せんせー「いえいえ、ヌルフフフフフ

それでは修学旅行を続けますかねぇ

しかし、西野さん

今後こんな無茶は辞めて下さい」

A「コレは私の中では無茶に入らないの

はい、絆創膏」

それで絆創膏を神野ちゃんに渡した

神野「！ありがとう！」

殺せんせー「ニュヤ！？け、怪我をしています！

だ、大丈夫ですか！？」

神野「ちょっと口を切っただけですから

……私も、少しはあの頃の自分より成長しましたかね……？」

殺せんせー「えぇ、確実に成長してますよ

さぁ、旅館に戻りましょう」

杉野「そういやウチの班、暗殺実行出来なかったな〜」

奥田「そ、それ所じゃなかったですから」

業「い〜よ、明日殺せば」

殺せんせー「ヌルフフフフフ、殺せるといいですね」

それで私達は旅館に戻った

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