142話+2 ページ48
「そうだな、変わるかもしれないし、変わらないかもしれない」
「でも、今は皆んな同じ
Aの事は大好き
そうだろ?」
「当然」
「なら、それ以外に何もいらない
俺達はAの事が好きだから力を貸す
そうだろ?」
「そうね」
「違いねぇ」
「あぁ」
「なら、それでいいだろ
だが、今はそれよりも目の前の事の方が事は大きいかもだぞ」
「だけど、そんなに強いのか?
正直、宿儺より強い奴って居るのか?」
「俺も、宿儺より強い奴は居ないと思うが……」
「さぁ、どうだろうな……
呪霊だって、婆娑羅並に強力になってきた奴が何人も居るらしいしな」
「特級呪霊に相当する奴か……
もしかしたら、あの百鬼夜行の主犯の呪詛師が呪霊になってるかもな」
「可能性もなくはないだろ」
「まぁ、人間側が負けるとも思えんな」
「あぁ、Aと五条が居るからな」
「五条……
鸕宮家の分家だった家がこんなに大きくなるとはな……」
「それを言うなら加茂と禪院もだ」
「もう、今じゃ鸕宮家の方が小さいからな……」
「この先、もうあそこはなくなるだろうな
なんせ、住む奴が居ない」
「あぁ、もしかしたら別の奴が住むかもしれないが、どうせならAが住んでほしいな」
「けど、Aは望んでないんだろ?」
「あんな事があって、逆にあそこに住みたいって思う方が可笑しな話や」
「あくまで誰か住むならだ
他の奴等が住むくらいなら取り壊してほしいな」
「……そうだな」
「けど、まだ何も終わってないわよ」
「あぁ……
ケガレや婆娑羅も形が変わって呪霊になったとは言えまだ何も終わってない」
「いつ終わるんだろうな
この戦いは……」
「さぁな……
もしかしたら永遠に終わらないかもな」
「それもそれで困るな」
「けど、いつか必ず終止符がつく」
「それは案外早いかもな」
「近々何か動くのと関係があるのか?」
「さぁな、けど無関係とも言い切れねぇだろ」
「呪詛師もあの百鬼夜行の主犯だけじゃない
Aがあの時に相手した奴や、他にもうじゃうじゃ居る」
「呪霊もそこ等じゅうに居る」
「だが、宿儺の指は着々と回収されている」
「呪胎九相図もな」
「そうそう、呪胎九相図で思い出した
アレをAに言って良かったのか?」
「どうせ知るんだ
それが早いか遅いかの違いだろ?」
「別に言っても問題ないが9番……
アレがどうでるか……」
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