142話+1 ページ47
「なんだ、やっぱり生きてたな」
「まぁ、ぶっちゃけお前が1番疑ってたもんな」
「だが、死ぬ方が可笑しいだろ
あの宿儺の器だぞ？」
「そんな簡単に死んでくれるなら、俺達だってあの時苦労しなかった」
「そんなのどうだっていいだろ
Aが元気になってくれるなら……」
「言えてるっすね〜
ココ最近元気なかったし、痩せ細っていってたっす
此処で虎杖悠仁の復活は貴重っすよ」
「虎杖じゃなきゃAを元気にさせられる事が出来ないのは悔しいが仕方ねぇ…！」
「そう怒るな
けど、確かにそれは言えてる」
「……Aは唯優しいから力を貸してるんだと思ってるんだろうな」
「だろうな、実際は他の奴等より面白いからってのもあるけどな」
「後は強いからだろ？」
「それ以上に、Aの事好きやから貸してるんやけどな〜」
「Aは気づきやしないだろうがな」
「他の奴等だってAの事が好きだから力を貸してる
それ以上の理由がいるか？」
「いらねぇな
それ以上の理由は」
「あぁ、いらない」
「と言うより、コレから始まる交流会
どう見る？」
「どう見るも何も、東京が勝つに決まってるだろ？」
「なんせ、Aが居るからな」
「Aが負けるなんて事はあり得ない」
「だけど、何か動くな」
「あぁ、確実に……」
「マジめんどくせぇ」
「面倒でも、なんかあるな」
「よ゛ぞうどしで、じゅれ゛い」
「それが濃厚だろ」
「後は、呪詛師かしら？
去年の百鬼夜行の主犯だったりして？」
「それはないだろ
五条が殺したんだろ？」
「どうだろうな……
生き返る事は出来ない訳じゃない
現に虎杖は生き返った」
「宿儺の器だからだろ？」
「他にも、Aは人を生き返らせることが出来る」
「生き返ってもおかしくないな」
「そうなったら、厄介だな……」
「宿儺の復活もあるんだろ？」
「だが、完全復活はあり得ないだろ
虎杖悠仁が、宿儺の指全部を飲み込む事はほぼ“不可能”だ」
「……確かにな」
「ほぼと言うか“確実”だろ」
「……どうだろうな」
「？何故そう思う？」
「絶対なんて物はないだろ？」
「……そうだったな」
「……けど、Aへの思いは変わらんとちゃうんの？
Aへの思いも、変わってまうん？」
「……女心と同じ
もしかしたら、変わっちゃうかもね」
「チッ、うぜぇ
そんなもん、わかんねぇだろ」
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