133話 ページ35
A視点
冥冥「此処では人間から式神になる為に作られてたんだろ?
そしてその過程で失敗した者も居たと言っていた
なら、その時に体が縮んだと言われても不思議じゃない」
あ、そっか……
そうなる方が逆に自然なのか……
冥冥「他には何か入ってるかい?」
A「あ、他には……」
?紙……?
折り畳んであるけど、通常の折り紙より結構小さい
霊符の半分くらいのサイズかな?
それで折り畳んであったのを広げてみたけど……
何も書いてない
真っ白だ
けど、微かに呪力が篭ってる
A「コレ……」
それで冥さんに見せてみたけど……
冥冥「?唯の紙切れ?
コレがどうかしたのかい?」
A「?コレ、呪力が篭ってませんか?」
冥冥「?いや、私には感じられないけど……」
え……?
いや、確かに微かにだけど、呪力が篭ってるのに、冥さんは感じ取れない……?
まぁ、いいや
取り敢えず、コレだけ持って帰ろ
それでお守りの中に入れた
冥冥「他には入ってないみたいだね
取り敢えず、この呪胎九相図は持って帰ろう
だけど、五条君の話だと後2つは此処に眠ってる筈だけど……」
A「でも、此処にはないみたいですよ?」
冥冥「まぁ、私はコレについての分のお金は貰ってないからね
あくまで私は“Aの護衛と1日1戦をする”分だけのお金しか貰ってないから、コレは専門外だ
見つけたら回収しといてと言われただけだから、自分から探そうとは思わないね」
!五条先生、そこまで手配してくれてたんだ……
冥冥「さて、どうする?
まだ調べるかい?」
A「明日、また調べようと思います
騰蛇の言う通りなら、明日来ても襲われないと思うので……」
冥冥「そうかい、じゃあ外に出よう」
それで私達は外に出た
〜闘技場?〜
冥冥「成る程、こう言う所もあったんだね
此処に来たのは初めてだったけれど、結構面白い所だね」
A「まぁ、結構昔の風景みたいなのが残ってる感じですからね……」
冥冥「じゃあ、1戦やろうか
手加減はあまりしなくていいと言われているけれど、問題ないね?」
A「はい……!
問題ありません!」
冥冥「でも、術式を使えばAの圧勝は目に見えてるね……」
そ、そんな事は……!
冥冥「フム……ルールをちょっと変えよう」
A「ルール?」
冥冥「術式なしで、体術での勝負と言うのはどうかな?」
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