100話 ページ2
A視点
A「分かりました
今までありがとうございます」
五条「……ハァ、此処は我儘言う所でしょ？
嫌だー！っとかさ！！」
え……？
A「で、でも、無理なもんは無理じゃないですか……
そもそも呪術師は常に人手不足……
その上、五条先生は日本に早々居ない特級呪術師
その人と今まで任務が入らずに調べられたのは逆に奇跡なんですよ
その分のツケが回ってきたと思いますから……」
だから、今回はしょうがない……
五条「……もっと欲張ったら？
無欲なのはいいかもしれないけど、それで割り切ってるといつか後悔するよ？
悠仁の時みたいに……」
A「！一体、どう言う……」
五条「そうやって割り切ってると、皆んな死んでくって意味」
A「！そんな事にならない為に……！！」
五条先生に教わって……！！
五条「今はそう思ってるかもね
でも、今みたいにしょうがないで済ませてたら、本当に皆んな死んでく
Aを残して、1人で生きていく事になる
君の式神達はAに対して甘いけど、呪霊は甘くないよ
誰も死なせたくないならもっと欲張れ
誰も死なせない、呪霊を1匹残らず祓うくらい欲張れ
無欲で居続けると、ホントに皆んな死んでくよ
そんな事じゃ、特級に何てなれない」
朱雀【此奴、言わせておけば……！！】
大陰【マジウゼェ、殺す】
貴人【黙ってるだけだと思うなよ……！】
！朱雀に大陰、貴人……！？
五条「そうやって、君達が殺気を出して、Aを甘やかしてるからA自身が強くならない」
！……私、甘えてたんだ……
騰蛇【ころ゛す……！！】
玄武【俺達が黙ってるだけだと思うなよ】
勾陳【言いたい放題言いやがって！！】
五条「僕は君達に聞いてないんだよね
僕が聞いてるのは、A自身にだ」
私、自身……
A「……私は……
もう、嫌です……
誰も、死なせたくありません……！！」
無欲は……辞める……！！
A「行きたいです……
全部知りたい……！！！」
五条「！……ふふっ
それでこそ、Aだよ
でも、ま、行けないのは変わらないけど、助っ人を頼んだ
恐らく、あの中にも彼女なら入る事が出来る
だけど、そうなると彼女に家の事を教える事になるけどいい？」
A「構いませんけど……
彼女とは……？」
誰……？
五条「Aも会った事ある人だよ
あぁ、そうそう
車で行く事が出来ないらしいから別の手段で行くってよ〜」
え、誰だろ？
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