120話 ページ22
A視点
宿儺「まぁ、お前をこうして抱きしめる事が出来たからこれはこれで良いな」
A「全然良くない」
と言うか、冥さんと合流しないと
宿儺「だが、解決しないといけないな
此処に来る前何をしていた?」
……言うのは癪だけど、今は私1人でどうにも出来ない
A「……家に居た」
宿儺「家とは?」
A「蛇草家の家」
宿儺「!蛇草か……
確か、あそこだけ当主が式神だったな
まぁ、当主が式神となると、突然来ても可笑しくないな
が、それだけで来れる程俺の領域は簡単じゃない
何か気配を感じなかったか?
そうだな……
特級ぐらいの気配、もしくは不気味な気配……
まぁ、不気味な気配の方が感じる確率としては高いだろうがな」
!不気味な気配……
宿儺「その様子、心当たりがある様だな?」
A「……不気味ってよりは、気持ち悪い気配を感じて……
ある部屋に呪霊みたいなのが居ると思ってその扉を開けたら気配みたいなのが襲ってきて、気づいたら此処に居た………」
宿儺「そうか……」
(それで簡単に入れるのか……?
いや、何かある筈だ
Aが入れる理由……
と言うより、他の奴等も入ってきた理由が……
まぁ、他の奴等は全員“殺した”がな)
A「そこに、もう1人の呪術師が居たんだけど此処には居ないの?」
宿儺「今の所、呪術師はAしか来ておらん
恐らく、もう1人は此処ではなく別の所に居るんだろう
Aだけ、此処に飛ばされたのだろう」
私だけ……?
じゃあ冥さんは一体何処に……?
でも、さっき次から次へとって言わなかった?
宿儺「それと、さっきから気になっていたが、Aから変な気配がするが……」
?私から……?
宿儺「胸元辺りからだ」
胸元辺り?何もないけど……
あ……
A「お守りならつけてるけど……」
それで制服の中に入れてたお守りを出した
宿儺「?なんだ?それは?」
A「お守り」
宿儺「にしては大き過ぎないか?
俺の指くらいの大きさはあるぞ?」
A「お守りだから、お守り」
大きさは関係ない
宿儺「まぁ、どっちでも良いか……
ほれ、ちょっと見せてみろ」
そう言ってまだ首につけたままのお守りを宿儺が取ろうとしたら宿儺の手が弾かれた……!?
A「!っ……!」
そして、私もちょっと弾かれてビックリした表紙に宿儺の腕から落ちた……
や、やばい!!
大勢整えないと……!
!間に合わない……!!
それで目を瞑ったら痛みが全然来なくて、目を開けてみたら宿儺にまた抱えられていた
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