114話 ページ16
A視点
というか、結局じゅたいくそうずって何……?
白虎【呪胎九相図は、9つ別々にある呪物……
まぁ、宿儺の指が9個あるみたいなのだと思ってくれて構わない】
あぁ、成る程!
白虎【あぁ、そうそう
呪胎九相図で思い出した
確か、呪胎九相図1番〜3番は特級に分類されるだったな】
五条「そうだけど」
白虎【4番〜9番は一級以下だった筈だ】
五条「……知ってんじゃん」
(最近の呪霊の事も……)
白虎【いや、1番〜3番は何処にあるのか知らないが、4番〜9番が身近にあるのを思い出したからだ】
!?6つの呪物が身近に……!?
五条「!?そ、それは何処にあんのさ!!」
白虎【何もしてなければ、4番〜6番は騰蛇……
蛇草家で保管されてる】
!?蛇草家で……!?
五条「!……残りは?」
白虎【7番、8番はどっかに埋められてる筈だ】
え……!?
そ、それって此処の何処かに埋められてるって事……!?
危なすぎない!?
五条「ハァ!?保管ならまだしも、埋めるって……
一体、なんの目的で?」
白虎【そんなの、此処全体に張られている結界の為だ
現在進行形で此処の敷地全体に結界が張り続けられているのは、7番、8番が埋まって結界としての役割を補ってるからだ】
でも、呪物って結界としての役割があるの……?
ましてや、宿儺の指と同じ物だとしたら……
白虎【呪胎九相図で結界が出来ているのは、技術が凄かったからだ
呪力や、術式で案外どうにか出来る物だったんだ
しかも、特級呪物じゃなかったからな】
……ご先祖様達凄すぎ……
ホントに何でもありじゃん……
五条「?残り9番は?」
白虎【……さぁな、それもどっかに埋まってんだろ
9番だけは身近にある事しか知らん】
五条「……いや、此処は4番〜8番の場所が分かっただけでも喜ぶべきか」
白虎【………他に俺が知ってる情報はない
過去について知りたいならこのハズレばかりの書物を片っ端から探せばいい】
うぅ……
まぁ、そうだよね……
A「うん、分かった
ありがとう、教えてくれて!」
白虎【……体に気をつけろよ、A】
そう言って白虎の霊符が手元に戻ってきた
ありがとう、白虎
大陰「嘘ついたな」
貴人「本当は呪胎九相図、9番のありかも知ってる癖に」
白虎「それはお前も知ってるだろ
何も教えてない奴に言われたくない」
貴人「聞かれてないから、嘘はついてない」
白虎「唯の言い訳だろ」
大陰「めんどくせぇ」
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