56話 ページ8
伏黒視点
伏黒「!一体何を!!」
東堂「何、気にする事はない
Aを傷つけない為だ」
そう言ってあの人はAを安全そうな所に寝かせてる
そして、また戻ってきた……!?
取り敢えず、Aに傷を負うなんて事はない
そこは、この人の異様な愛着のお陰だな
東堂「一目見た時から分かってた
“あぁ、此奴は退屈だ”と
でも、人を見た目で判断しちゃいけないよな?
だからわざわざ質問したのに……
Aが此処までして出てきたから少しは期待したのに……
お前は俺の優しさを踏み躙ったんだ
そして、俺の期待を裏切ったんだ」
泣きながら何言ってんだ?
伏黒「もしかして頭の中身までパイナップルなのか?」
しかし、東堂……あの東堂なのか?
去年起きた呪詛師夏油による未曾有の呪術テロ
新宿、京都 百鬼夜行
京都の夜行に現れた一級呪霊5体
特級呪霊1体を1人で祓ったって言う、あの東堂……!
だが、特級に勝てる一級術師は居るには居る
Aも、その内の1人だ
だが、Aを知っていたとしても驚くべきは……
伏黒「アンタ、術式使わないんだってな」
Aは術式に頼りきってるから特級になれてない所がある
けれど、術式がAより下だとしても、他を総合で見ると下手すると“今”のAより上の可能性がある
東堂「ん?あぁ、あの噂はガセだ
特級相手には使ったぞ?」
一級には使ってねぇのかよ!?化け物が!!
伏黒「安心したよ!!」
あの時、Aも京都に偶々居て夜行に現れた一級呪霊3体、特級呪霊4体を祓ったって言ってたな
そのAがさっき気絶させられたって事は、今のAよりは上だ
だけど、このまま黙って見てる訳にはいかない!
伏黒「鵺+蝦蟇」
影から蝦蟇達が出てきた
伏黒「不知井底」
相手はゴリゴリの近接タイプ
距離を取り拘束する!
そう考えていたらさっきよりも早いスピードで殴られた!?
早い!さっきのが全速じゃ!?
!捕まった……!
東堂「薄っぺらいんだよ
体も、女の……好みも!!」
!やばい、頭からいく!!
そう思ったが逃げきれず頭から思いっきりいった
伏黒「グッ……!」
!真上!?避けなきゃ死ぬ!!
それでギリギリ避けれたが体勢が……!
式神達を呼びたいが、防御をしなきゃやられる……!
クソッ……!何てパワー!
早く式神を……!
そう思ってても抜け出せず捕まり壁に打ち付けられた
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