54話 ページ6
A視点
東堂「まぁまぁ、ちゃんとお前の相手をしてやるからな」
A「餓鬼じゃないんで、ね！！」
そう言った瞬間に足を東堂……先輩の頭に落とした
東堂「っ……！そんなに戯れたいのだな
大丈夫、お前の愛はちゃんと受け止めてやる」
A「何処が愛なんですか
後、離して下さい」
東堂「本当は離れたくないんだろ？
そこもちゃんと分かってやれるAの
A「いつ貴方の彼氏になったんですか」
東堂「忘れもしない、俺が一目惚れし、今言わなければ離れてしまうと直感し、告白したら、AがOKを……」
A「してない」
だから、好きじゃないんだよ……
好かれるのは正直嬉しい
でも、この愛され方は嫌だ
しかも話を聞かない……
そして、悠仁以外、私の彼氏じゃないから
東堂「今は伏黒に質問途中だからな、後でちゃんと構ってやるからな
さぁ！答えろ！」
いや、私を離して下さい
何か捕まったっと思ったら、抱っこされてる感じになってるし……
伏黒「何で初対面のアンタと女の趣味を話さないといけないんですか？
というか、Aを離してやって下さい
嫌がってるでしょ」
東堂「ん？」
釘崎「そうよ、ムッツリにはバードル高いわよ
後、嫌そうな顔してるでしょ」
伏黒「お前は黙ってろ
ただでさえ意味分かんねぇ状況が余計ややこしくなる」
東堂「京都3年！東堂葵！
自己紹介終わり、コレでお友達だな
早く答えろ、男でもいいぞ
因みに、Aは嫌がってない
コレは俺に対しての愛情表現だ！」
……無理矢理理論過ぎる
そして、適当過ぎる
後、どんな愛情表現だよ
東堂「性癖には其奴の全てが反映される
女の趣味がつまらん奴は、其奴自身もつまらん！
俺はつまらん男が大っ嫌いだ！」
A「私は話を聞かない男が嫌いです」
東堂「交流会は、血湧き肉躍る、俺の魂の独壇場！
最後の交流会で退屈なんてさせられたら、何しでかすか分からんからな
俺なりの優しさだ」
どんな優しさだ
東堂「今なら半殺しで済む、答えろ伏黒
どんな女がタイプだ？」
伏黒「何だコレ、大喜利かよ」
釘崎「アレ夏服か？
ムカつくけどいいなー」
A「だから、半殺しで済むじゃなくて、何で私の仲間に手出す前提なんですか」
そう言って思いっきり手をグーにして殴り、蹴りを入れてる
だけど、全然効いてない
というか、少し笑ってる
怖い
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