87話 ページ39
A視点
真希「他にも作戦をいくつか立てておくべきだが……」
パンダ「先ず誰が来るか分からないとどうしょもないからな」
狗巻「しゃけ」
真希「だが、1番上は東堂だと私は思う
恐らくそれ以上の化け物は来ないだろう
後は、御三家は真依と加茂しか居ないと言える
そう御三家に高校生ばっかりと言う事はないだろうしな」
パンダ「確かにな……
だが、何処から何が出てくるか分からない
もしかしたら、空を飛んだり、炎出したり、水操ったり式神を出したりするかもしれん
十分に気をつけて行くぞ」
釘崎「でも、そんな事呪術で可能なの？」
パンダ「空を飛べるのは結構居るぞ
それこそ、Aとか、悟とか」
伏黒「術式ってそう何でもかんでも出来る程都合のいいものですかね？」
確かに……
パンダ「さぁな？
だが、出来ない事の方が少ないだろ
それこそ、Aや、棘がいい例だ
ま、ノーリスクじゃないのは2人共だけどな〜」
狗巻「しゃけしゃけ」
A「アハハハ」
否定出来ない……
釘崎「？でも、Aはほぼノーリスクじゃないんですか？」
パンダ「Aは呪力がまぁまぁあるからな
呪霊に狙われやすいんだ
宿儺の指を取り込んで強くなるみたいに、Aを取り込めばより強くなれるって考えなんだろうよ
ま、怪我はしてても、そう簡単にやられるタチじゃねぇからな」
釘崎「逆に地獄ね……」
A「否定はしないよ」
まぁ、狙われる理由はそれだけじゃないんだけどね
真希「だが、もしかしたら相手チームと当たる場合がある
だから、勝率を上げる為出来るだけ相手を戦闘不能にさせておきたい」
パンダ「だけど、それが出来たら苦労しないよな〜」
狗巻「しゃけしゃけ！」
真希「取り敢えず、誰でもいい
弱そうな奴に一勝する
一勝出来たら、棘の呪言を使って相手を戦闘不能にさせる」
？どうやって？
確かに、棘先輩は凄いけど、そんな都合良くいくの？
パンダ「成る程な〜」
狗巻「高菜〜」
釘崎「？どう言う事？」
伏黒「つまり、誰かの携帯を奪ってそこで電話をかけて眠らすか、何かさせるんだろう
そうした方が、防御のしようがない」
パンダ「まぁ、防御とかはあんまり出来ないだろうけど、万が一を考えてだな」
狗巻「明太子！」
A「成る程……」
真希「だが、その為には、A
お前によるからな」
？私？
何で？
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