52話 ページ4
A視点
五条「!成る程……!
僕はまんまとAの策にハマった訳だ」
そう言いながら、止縛法を破った
え、嘘……!?
五条「でも、分からない様にするのに集中し過ぎて呪力が少ない
だから、直ぐに解けちゃう
でも、まぁ前よりは考えた方だね」
A「ありがとうございます」
五条「そんな嬉しくなさそうな顔で言われてもねぇ?」
A「………普通に悔しいです」
今まで言葉の奴で頼ってきてたのがよく身に染みてる
だからこそ、それに頼らずに五条先生を捕まえるには、よく考えないと……
五条「さてと」
そう言って指を鳴らした瞬間に私の結界が解かれた……!?
嘘でしょ……
五条「んー、何て言うのかなぁ……
甘いんだよね、呪力の込め方が」
A「と、言いますと?」
五条「ほら、呪力を丁寧に呪符……いや、れいふ?だっけ?
それには、細かく込められている
だけど、こう言う実戦になると、その丁寧さがなくなってる
確かに、勢いで押すのは大事
でも、Aの場合勢いで押すより、丁寧にやった方が力を上がると思うよ
後は、よく考える事
本能で動き過ぎ」
A「……はい」
勢いより、丁寧に……
そして、よく考える事……
五条「ま!コレから僕は用事があるから相手は出来ないけど、明日も1戦だけ付き合うよ
午後から、あそこに行くでいいね?」
A「はい、構いません」
そう言って五条先生はどっか行っちゃった
というか……
A「疲れた……」
それで私は倒れ込んだ
と思ったら支えられた?
伏黒「大丈夫か?」
A「ごめん、ありがとう
ちょっと疲れちゃった」
そう言った後、恵が優しく木を背もたれにして座らせてくれた
A「ありがとう、恵」
伏黒「気にすんな」
そう言った後、私の隣に座った
伏黒「五条先生相手だったから、疲れただろうな」
A「うん、少しね
やっぱり、体力が全然ないって事が思い知らされたよ」
伏黒「そうか……」
こんな事じゃ、皆んなどころが自分の命すら危うい
人1倍頑張んないと
釘崎「ゼェゼェゼェ……やっと帰って来れたわ」
A「アレ?ジャージ買いに行ってたんだっけ?
お帰り」
釘崎「ただいまー、疲れたー」
そう言って伏黒が居ない方に野薔薇が座った
その手には買い物袋が多い
A「ま、また随分と買ったね……」
釘崎「?こんなのほんの少しよ」
ほんの少し……?
その量で?
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