62話 ページ14
A視点
五条「此処だね〜」
A「はい」
それで扉を開けたら……
A「ケホッケホッ」
五条「ゲホッゴホッゲホッ!何コレ!?
鸕宮家より、酷いんですけど!?
絶対年末掃除してないでしょ!
30年くらい放置されてたでしょ!?
埃どころか、カビまであるし!!」
朱雀【まぁ、サボった所で分からんし責めんからな】
とまた朱雀が出てきた
五条「それ、早く言ってくんないかな?
コレ、潔癖症じゃなくても入りたくない」
A「……今回ばかりは、私も入りたくないです」
でも、入んないと分かんないからしょうがない
入ろう
青龍【はい、ストップっす
此処から先はAは入っちゃ駄目っすよ〜】
五条「え、今度は誰?」
青龍【青龍っす
Aはご飯を前より食べているとは言え、前まで食べてた量よりまだまだ少ないっすからね?
それに、まだ完全復活とはいかない、いわばリハビリ状態っすよ?
それなのに、こんな所に入ったら今のAは前より抵抗力が落ちてるっすから、次の日風邪とか余裕で引くっすね〜】
朱雀【!?なら、入るな!!
そこの白髪!!お前が掃除しろ!!】
五条「僕!?何で〜」
朱雀【お前はどうなっても構わん】
五条「扱い酷くない?
元々此処に入れるのは僕のお陰なんだけど?」
朱雀【知るか、そんなの
それより、Aの願い事を叶えろ!】
五条「君はAの召使いかなんか?」
朱雀【お前がAの召使いな】
五条「え、僕先生なんだけど……」
朱雀【今日から召使い】
五条「もうめちゃくちゃなんだけど!!
君の式神達!!」
A「マスクして入るからそれなら問題ないでしょ?」
青龍【本当は不衛生の環境に行く事自体がアウトなんっすけどね
細かい事は知らないっす】
五条「聞いてないし……
ハァ…………しょうがない
伊地知に掃除道具持ってきてもらお」
A「それなら、鸕宮家にあるので、そこから取ってきた方が早いと思います」
というか、伊地知さんは入れないんじゃ……
五条「それもそうだね
よし!Aも着いてきて、場所分かんないから」
A「分かりました」
そう言ったら朱雀と青龍は霊符に戻り手元に返ってきた
そして私達は再び車に乗り鸕宮家に向かった
朱雀「お前、その喋り方なんだ?」
青龍「何の事っすかね〜」
朱雀「……しらばっくれるならいい」
青龍「しらばっくれてないっすよ〜?」
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