65話 ページ17
A視点
よし、虫は取れたっと……
他の棚は1番最初に動かした奴より小さかったり、軽かったりしたから簡単に1人で運べた
後は虫を入れた袋を野生に返してっと……
五条「終わったー！！」
A「あ、終わりましたか？」
五条「ようやくね
コレで、読める筈……
そっちは？」
A「終わりましたよ」
五条「そっか
その袋は？」
A「あ、虫です」
五条「ギャーーー！！
ちょ！何で平気な顔して持ってんの！？」
A「？いや、別に害はないので……
それに今から野生に返してくる予定だったので」
五条「そ、そっか……
離れた所で離してきてね？」
A「分かりました」
それで離れた所に向かった
……別に、直で触ってる訳じゃないんだけど……
そう思いながら虫を入れた袋を逆さまにして、虫を離した
そして私は五条先生の所に戻った
五条「ハァ、やっと終わったね
もう大分日が暮れてるから明日でもいい？」
A「はい、大丈夫です」
寧ろ付き合わせて、申し訳ない……
五条「さてと！高専に戻ろ〜
と思ったけど、その前に……
一本やってくって言ったでしょ？」
A「！はい……！」
五条「じゃあ、ちょっと離れた所に広い所が見えたからそこに行こう」
そう言われ案内された場所は……
五条「ちょっと足元アレだけど、こんぐらいでやった方が実践と似た感じになるでしょ」
五条先生の言う通り、足の踏み場がないくらい草が生えてたり、石があったりした
A「分かりました」
五条「じゃあ、今日は鬼ごっことかじゃなくて、本気でやり合おう」
A「！分かりました」
本気で……
五条「何も縛りは無しだ
僕も、本気でやるから、全力できなよ」
そう言って五条先生は目隠しを取った
！……本気だ……！
って事は領域展開もある筈……
それが、1番厄介……！
五条「じゃあ、最初はAに譲るよ
Aが攻撃してきたら開始の合図ね
どちらかが、ギブアップ、又は続行不可になった場合終了ね」
A「分かりました」
私が攻撃をしたら開始
今の私が普通に呪装しただけじゃ無限を使ってる五条先生に攻撃は掠りもしない
なら、最初から、全力で……！！
……血筋だからかな、式神の中でも1番扱いやすく、1番威力が出る式神
A「貴人明鏡符 貴爀人機 纏神呪！」
継続時間は10分
それまでに決着をつける！！
それで私は五条先生に向かって思いっきり走って行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
