17話 ページ19
A視点
A「……呪いに、答える義務はない」
あまり、いい思い出でもないし……
宿儺「ケヒッ、中々面白いな、小娘
気に入った、この小僧をモノにしたら俺の側に置いてやろうか？」
A「結構、悠仁がアンタに取り込まれた瞬間に、私は……」
多分、自我を保てなくなると思う
A「真っ先にお前を殺すだろうね
指全部探し出してでも……」
宿儺「言うではないか、小娘
名は？」
A「呪いに答える名はない」
そう答えてたら悠仁がおでこを叩いてそれから口は出てこなくなった
虎杖「……A？」
A「……大丈夫、悠仁は私よりも自分の心配して？
悠仁が、此処に受かんなきゃ意味ないからさ……」
虎杖「うん」
A「では、任務に行きますね」
五条「下に伊地知が居ると思うから、伊地知の車に乗っけてもらって〜」
A「はい」
そう言って私は登ってきた道を降りた
あ……私服だ……
……まぁ、良いや
霊符もまだ沢山はないけど、それなりにある
恵がやる任務なら二級か一級くらいの呪いだろうし……
特級はないかな？
それだったらこの量で十分足りる
伊地知「あ、Aさん」
A「伊地知さん、すみません
お願いします」
伊地知「はい」
そう言って私達は車に乗り出してもらった
伊地知「今回の任務は二級に分類される呪霊です
……ですが、これは不確かな情報なのですが……」
A「？何ですか？」
伊地知「………特級の呪胎が居るかもしれないと言う情報が入りましたから、急遽Aさんに変更になったのです」
……そう言う事か……
伊地知「ですが、一級とは言え怪我をしていますから無理はなさらない方が……」
A「怪我については心配無用です」
何時もの事だし
伊地知「そうですか……
着きました」
A「ありがとうございます」
此処か……
昔の校舎……ね
確かに呪いの気配が凄い
伊地知「避難区域は半径500mくらいにまでしてあります」
A「……今、霊符があまりないので、もしもの時があるかもしれないので、1kmまで広げて欲しいのと、20分待ちます
20分の間に半径200m以内には死にたくなければ入らないで下さい
20分過ぎても居るようなら死を覚悟していて下さい」
伊地知「！わ、分かりました」
では、行きますか
そして私は中に入った
……領域展開はまだっぽい
それか、狭い範囲でしか出来ないか……
どっちにしろ、早く済ませた方がいい事に変わりはない
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