12話 ページ14
A視点
一応暗いから私は帰されたけど……
帰った方が良いのかな?
……どっちに?
悠仁の家?高専?
悠仁、大丈夫かな?
プルプルプル プルプルプル
?五条先生から?
A「はい、もしもし?」
五条『あ?A?
恵は送り届けた?』
A「はい、ちゃんと無事に
今、治療してもらってます」
五条『そう……
あ、Aはまだ此処に居て
明日、また病院に行ってもらうから
僕達が着く前から呪霊と戦って巻き込まれた人が居るみたい
ちゃんと病院に送り届けられてるけど、傷が早く治るように手当てしてあげて』
A「はい、分かりました」
五条『それと、家は大丈夫?』
A「はい、今日は悠仁の家に泊まります」
五条『そう……
で?彼が彼氏?
家族って言ってたし』
A「!?え、いや、えっと……」
五条『まぁ、そうだろうと思ったよ
昨日の電話で“悠仁”って言ってたし
でも、家族なのはまだ早すぎじゃないのー?』
A「家族なんですよ
彼氏じゃなかったとしても……」
五条『?そうなの?
……あ、成る程、そういう事
ずっと気になってたんだよねー
あの後どうしてたのか
彼が関わっていた訳ね
ま、家があるならいいや
じゃ、よろしくね〜』
A「はい」
そう言ったら切られた
それから数分後に家に着いた
A「……ただいま……」
と言っても誰も居ないけど……
それで中に入りリビングに行ったら私が作ったご飯が置いてある
……大丈夫、五条先生が任せろって言ってくれたんだ
悠仁は絶対に生きてる
私が信じないで、誰が悠仁の事を信じるの?
私が、信じて待ってないと
そう、言い聞かせて、不安にならないようにお風呂に入ったり、包帯を換えたり、霊符を書いたり、寝ようとしたりしたけど、眠れず、結局眠ったのは3時頃だった
プルプルプル プルプルプル
A「ん……」
あ、結局霊符書いてる途中で寝ちゃってた
A「はい」
五条『眠ってた所悪いね
虎杖悠仁の処分が決まったよ』
A「!!ゆ、悠仁は!!」
五条『ま、2択なんだけど、今すぐ殺すか、宿儺の指全部取り込んで殺すか
コレは彼が決める事だ
でも、家族である君には、知る権利があると思ってね
最初に伝えたよ』
A「……ありがとうございます」
そう言って私は切った
……どっちにしても、悠仁は殺されちゃう
……悠仁……
79人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ