初恋の味【夏目残夏】 (ページ10)

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8.SS(シークレットサービス) ページ10

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―あたしは夏目君の発言に驚いて唖然としていた。

あたしだけでなく、みんなも唖然としていた。

渡「お、おい!お前は俺のSSだろーがぁぁ!!」

残「渡狸は修行したんだから～、自分の身くらい自分で守れるでしょう?男の子なんだからぁ～」

渡「そ、そうだけど...はぁ、わかったよ…お前の性格は知ってるから…そいつが放っておけないんだろ?相変わらずお節介な奴…」

残「ん?渡狸なんか言った～?」

夏目君がにこにこしながらそう言うと、渡狸君は目を逸らしていた。

凜「君に任せた方が心配だな…」

野「あたしもドウカーン!Aちゃんが何をされるか…心配で気が気でないわ…」

凜々蝶ちゃんと野ばらさんは反対みたい。

野ばらさんがなんか怖い気がするんですが…気のせいでしょうか?;;

御「僕は、いいと思いますよ?それに女性一人だとやはり危険ですし…凜々蝶様は夏目さんがA様のSSになるのは反対ですか?」

凜「…御狐神君がそう言うのなら。」

カ「私も…夏目がAちゃんについていてもいいと思う。」

連「俺も俺も～!」

なぜか…みんな賛成してしまった。

あ「ちょ、ちょっと待ってください!」

あたしは思わず皆さんに言った。

あ「あたしはそんな…SSを契約するつもりは…独りで何とかできます!」

あたしはそれだけ言うと、ラウンジから逃げた。

残「あ、Aたーん!」

夏目君の声が聞こえたけど、あたしは立ち止まらなかった。

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