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24.想い人 ページ26
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―あたしが妖館にやってきてから、もう1週間が経ちました。
あれから学校生活にも慣れてきて…有意義な日を過ごしています。
そして、今学校にいるんだけど…
「お、お願いします…!」
裏庭で3年生の先輩に呼び出され、告白された。
あ「…気持ちは嬉しいですが、ごめんなさい…」
あたしはそれだけ言って頭を下げると、その場から走って去った。
転校してきてから、何回目だろう。
『一目惚れしました』『タイプなんです』『デートしていただけませんか?』
あたしは転校してきてから、男の子に呼び出されてはそんなことを言われた。
あたしは、もちろん受けなかった。
だって、知りもしない相手だから…
それに…彼を越えられる人は、きっと現れない。
あ「…」
あたしは首につけていたリングのついているネックレスを手にとって見つめた。
あ「龍也…」
あたしはリングを握り、彼を思い出すように目を閉じた。
あなたがいなくなって…もう2年が経つんだね。
あたしは…あなたを忘れてないよ。
今でも、愛してる…
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作者名:紗也 | 作成日時:2013年8月13日 11時