初恋の味【夏目残夏】 (ページ13)

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11.学校へページ13

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―そして朝食を食べ終えると、あたしたちは妖館を出た。

御「おや、A様、夏目さん。おはようございます。」

すると、たまたま御狐神君と凜々蝶ちゃんに会った。

ちょうど車で学校に行こうとしていたみたい。

あ「お、おはようございます…」

凜「おはようございます。二人も今から学校へ行くところか?」

残「うん、そのつもりだったよ～♪」

御「でしたら、一緒に行きませんか?ちょうど凜々蝶様をお送りするところだったので。」

残「え?いいの?そうた～ん♪」

御「もちろんですよ。」

あ「え、でも…なんだか悪いです。」

凜「遠慮するな。それに、君とはいろいろと話がしたいと思っていたからな。」

御狐神君と凜々蝶ちゃんは優しく微笑んでくれた。

残「Aたん、そうたんもちよたんもそう言ってるし…お言葉に甘えちゃおうよ～♪」

あ「…夏目君がそう言うのなら...」

そしてあたしたちも車で送ってもらうことになり、車に乗り込んだ。

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―凜「ほう...高校2年で僕より先輩ってことか。」

あ「はい…どうしても転校したくて編入試験を受けたら合格したんです。」

凜「うちの学校は学力が高くないと入れないところだから…たいしたものだな。」

あ「不安だけど…あたし頑張ります。早くあの学校に慣れたいです。」

凜「慌てずゆっくりと慣れることだな。」

御「お二人とも、もうすぐ着きますよ。」

凜々蝶ちゃんといろいろお話をしていると、もう学校の近くまで来ていた。

なんだか…緊張してきたな。

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