9.翌朝 ページ11
・
・
―そして翌日の朝、あたしは目を覚ました。
昨夜は、ラウンジから逃げ出し自分の部屋にこもった。
夕食食べなかったから、お腹がすいている。
あたしは起き上がると、制服に着替えた。
あ「…転校生、だもんね。」
着替え終えると、あたしは鏡の前に立ってチェックをした。
あ「…」
昨日は思わずラウンジを飛び出してきたけど…夏目君に悪いことしたな。
せっかくあたしのSSになるって言ってくれたのに。
会ったら謝らなきゃ…
あたしは支度を整えると鞄を持って部屋から出ようとしてドアを開けた。
すると…
残「おはよ〜Aたん♪」
あ「え…!」
あたしの部屋の前で夏目君が立っていた。
あ「夏目君…どうして…」
残「ん?Aたんが起きるの待ってたんだよ〜?」
あ「あたし…昨日断ったはずなのに…」
残「それでもボクは君のSSになりたいからさ〜、実は勝手に契約書書いて出しちゃったんだよねぇ♪」
あ「な、夏目君!!」
残「それに…なぜか君の事、放っておけないんだボク。」
あ「え…」
夏目君が優しい顔をした。
残「さ、学校行くんでしょう?まずラウンジで朝食朝食〜♪」
あ「あ、夏目君!」
夏目君はそう言うと、あたしの手を握ってエレベーターまであたしを連れて行った。
あたしはどうしたらいいのか分からなくてあわあわしていた。
・
・
93人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紗也 | 作成日時:2013年8月13日 11時