2話 ページ4
貴女side
午前の授業が何とか終わり、今は弁当食べてる。
あ、出久とだよ
流石にぼっちは辛いじゃん
「Aはさ、行きたい高校決まった?」
口に運ぼうとしてた、のりっこチキンを弁当箱に戻す。
のりっこチキン美味しいよね。
『…確実には決まってないけど、ヒーロー科には行きたいかなー』
俺がそう言うと、出久は驚いた顔でこっちを見てくる。
そんなに驚くのか。
そして先程弁当箱に戻した、のりっこチキンを食べる。
うま
驚いた顔をした出久に、俺は言う。
『俺の親ヒーローだったし』
そう言うと出久は「そっか」と言って、箸を持ち直した。
『…出久は？』
そう聞くと、持っていた箸を机に落とす。
あの日の俺みたいだな。なんて
「……僕は、……雄英に行きたい!」
雄英かー
『良いじゃん!!出久なら絶対行けるよ!!』
『出久がヒーローかぁー、……すげぇ似合うと思う!!』
「はぇ？」
俺がそう言うと、はぇ?と言う。
出久の顔を見てると、急に立ち上がって此方に来る。
『どうした?』
「…Aちゃんん”!!、グスっ」
若干泣きながら、俺に抱きついてくる。
そういえば、Aちゃんて……。
小さい頃は良く呼ばれてたなぁ。
多分かっちゃんと、同じ感じ何だろうけど。
俺の場合は名前にちゃん付けだったから、呼び捨てにしてと俺が言ったんだっけ。
それに小さい頃はかっちゃんに何か言われて、泣きそうになっている出久を抱き締めていた。
なんか昔に戻ったみたいだなー。
出久の背中を擦りながら、昔母が俺が泣いた時にしてくれた事をする。
『大丈夫。大丈夫。』
今の場合、大丈夫。と言うのは可笑しいかもしれないが……
「ごめん、A。急に抱きついたりして…」
『大丈夫だよ、昔に戻ったみたいで良かったし。』
鼻をズッと鳴らし、向かい合ってる席に戻る。
そしてその後は弁当を食べながら、出久が登校中に会ったシンリンカムイの話を聞いていた。
「……それでね！」
『うん、へぇー。』
次はいよいよ進路希望の時間だ。
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書いてて思ったんですけど、決してBのLでは無いです!!
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そら - すごい面白いですね！更新頑張ってください！！ (2020年9月15日 23時) (
レス) id: 656b92ea12 (このIDを非表示/違反報告)
戌天 - 初カキコが何か分かりませんが、コメントありがとうございます! (2018年5月20日 10時) (レス) id: 4258c7f7e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひさめ - 初カキコ思い出した (2018年4月23日 8時) (レス) id: 649e03c756 (このIDを非表示/違反報告)
戌天 - ありがとうございます!!漫画が返ってきたらすぐ更新します!! (2018年4月14日 22時) (レス) id: 4258c7f7e8 (このIDを非表示/違反報告)
雲針鼠 - 面白いよ…!続きが凄く見たいんだけど…(ﾜｸﾜｸ (2018年4月13日 17時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戌天 | 作成日時：2018年3月30日 23時
