犬系男子・猫系女子 Part.3 [名前変換オリジナル]

#132#　猫 ページ32

顔上げてって言ってるのに、だんだん下がっていく。


・


(人1)「つっかまーえた」


A「何してんの」


(人1)「今日は一段と物言いがはっきりしてるのな」


・


(人1)の下がっていく顔を上げた左手を掴まれて


顔がグルッとこっちを向いた。


・


(人1)「ね。」


A「そうでもないけど…」


(人1)「あ、戻った」


・


“なーんだ”みたいな顔して前を向いたと思ったら


・


(人1)「好きだよ」


・


とか言っちゃう。


・


A「はっ…？」


(人1)「好きって言ってんの」


A「………」


(人1)「聞いてんのー？」


・


言われなくても、“好き”くらい知ってる。


“好き”じゃ足りない事も。


だって、このくっ付きよう。


・


A「普通に…して」


(人1)「普通って？」


A「………///」


(人1)「あ、照れてんのに目逸らすな(笑)」


A「やっ…///」


・


私がもたれかかってた壁に追い込まれて


急に何がしたくなったのか


私が顔を背けると、片手で戻される。


・


A「なに…///」


(人1)「んー。ちゅーしたかっただけ」


A「普通にしてってば…！」


(人1)「普通って？」


A「なに…///」


(人1)「ふーん。こーゆーコトしたらダメなんだ(笑)」


A「………///」


(人1)「何だっけ。壁ドンとか？床もあるんだっけ。床はダメだよねー(笑)」


A「全部ダメ！！」

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