犬系男子・猫系女子 Part.2 [名前変換オリジナル]

#69#　犬 ページ19

(人1)「今日さ、(人2)と(人3)、一緒に帰ってたよね？」


A「うん」


(人1)「…、今日も暑いねー」


A「昨日よりはマシだよ」


(人1)「うん」


A「今の話変わり過ぎだよ」


(人1)「だって何か終わったんだもん…」


・


こっち見て話さないから、…なんか。


覗き込んだっていつもの冷たい目だし。


・


A「だって私、面白くないし」


(人1)「Aに面白さなんか、別に必要ないですぅー」


A「…、じゃあ何がいるの」


・


何って…


そのまんまでいいですけど…？


その冷たい目だって、ボーっとしてるだけだし


たまにしか笑ってくれないキミが笑ってくれたら


この上ない幸せを感じますｹﾄﾞも…？


キスが(たまぁに)長くなって、終わりが見えなくなる時に


唇で押し返してくれんの、スッゴいドキドキするし


俺、その日の帰り道はテンションアゲアゲだからね？


あと、俺が馬鹿やってても呆れながら見てるのとか


保健室まで来る、何気に優しいのとか


俺をドMにさせるその力も素晴らしいと思うよ？俺は。


・


(人1)「Aが生き生きしてる姿なんか、別に求めてないし」


A「…、私にずっと萎れてろって言いたいの」


(人1)「何も喋んないで黙ってる方がAらしい」


A「二度と声なんか聞きたくない？」


(人1)「その、俺に対するおちょくりとか」


A「本心」


(人1)「すいませんっ」


A「そんなわけないでしょ」


(人1)「なんだよー」


A「おちょくっただけ」


(人1)「あ゛ー…」

#70#　猫→←#68#　犬

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す