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あれから数日経って、撮休なのか菊池さんがやってきた。
気まずいかな、とも思ったがそんなこともなく話しかけてくれて、こういう対応は大人だな、と思う。
「おつかれ〜」
「お疲れ様です」
隣のデスクが空なのを見て聞いてくる。
「なんでも教えてくれる近藤さんは？」
由紀、もう菊池さんから情報屋みたいに思われてるじゃん。
「お手洗いか、何かの書類取りに行ってるかで離席してます。由紀に用事ですか？」
「うん、って言ったらヤキモチ妬く？」
「…妬かないです」
私の返事に、んだよ〜と軽く笑いながら私の机にBlu-rayを置く。
SexyZoneのライブ映像。最新のやつみたいだ。
「これを見てじっくり俺を研究するように」
「はい。そうします。ありがとうございます」
菊池さんを見てうなずくと
「いや、なんか真面目にそう返されると恥ずかしいけど…まぁ見てください」
さいご敬語になってちょっと可愛かった。
由紀が戻ってきて、私の手元を見て一言。
「珍しい！」
「ちょっと見てみたくなって」
私が事務所のタレントさんに興味を持つのが相当レアなことだと思ったようだ。
「え、担当ができた？！誰担？？」
ちらっと菊池さんを見たら目があった。
「松島さん…」
私の言葉に隣の彼が身じろぎしたのが目の端に映る。
「あ〜わかる！優しいし可愛いしね」
と由紀も頷いている。
「おーい！！俺ここにいるんですけど」
とツッコまれた。
「菊池さんは〜、意外と沼深そう」
そのツッコミに対して由紀が思ったことをそのまま口にしている。
「そのとーり！よくわかってんじゃん」
という菊池さんの言葉を由紀は軽く流し、
「うん、でも確かにAの好みは優しい感じの人だから松島さんはいいかも」
私を見てうんうん、と頷いている。
「ちょっと、おふたりさん！俺も優しいのよ。
それ見たら100パー俺に夢中になるから！！」
やっぱり菊池さんは会社では賑やかな人だった。
彼が出て行ってすぐスマホが鳴った。
001から
“おーい！！”
それだけ送られてきていた。
“すみません！私本当に動揺が顔に出ると思うので、菊池さんだって言えませんでした。
でもちゃんと菊池さんに注目して見ますので！！”
言い訳のような謝罪を送信すると
“うん。よろしく。
返すのいつでもいいからね”
すぐに返事が来た。
“ありがとうございます”
サクサクとやりとりを済ませてスマホを伏せた。
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にこ(プロフ) - こうこさん» コメント気づかずすみません！私もリアル設定大好きです〜♡いいですよね♡楽しんでいただけたようで光栄です。こうこさんはお話の続きは書かないのですか？お話思いついたら別のお話でもいいので連載してほしいです🥹 (12月16日 21時) (
レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
こうこ(プロフ) - 私も少しだけ書いていますが、リアル設定大好きです♡とっても楽しくキュンキュンさせてもらいました♡またリアル設定お願いします♡ (11月29日 20時) (レス) @page37 id: 65539e8dba (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 葵さん» きゅんきゅんしたという感想はめっちゃ嬉しいです☺️書いてよかったなと思います。楽しんで頂けたようで安心しました！最後までお付き合い下さりありがとうございました♡ (10月13日 19時) (レス) @page37 id: d06ef4e68f (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 最後まで楽しませていただきました😆きゅんきゅんが凄かったです！本当に尊敬です🙏更新お疲れ様でした！！ (10月13日 16時) (レス) @page37 id: b646f7c03f (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - yukiさん» こちらこそお読みいただきありがとうございます🥺最後まで楽しんでいただけるよう頑張ります！コメントありがとうございました💕 (9月30日 12時) (レス) id: d06ef4e68f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2023年9月24日 12時
